極私的はてなダイアリーアンソロジー2008(後編)
ほとんど明るい話のない2008年の年の瀬であるが、本 WIRED VISION ブログに関しては、後半ワタシの生活が忙しくなってから文章が荒れてしまった反省点はあるもののコンスタントに書けたという自負がある。お付き合いくださった読者の皆さんに感謝します。
2008年12月25日 10:30
極私的はてなダイアリーアンソロジー2008(前編)
試しにワタシが勝手に2008年にはてなダイアリーで公開されたエントリから20本ばかり選んでみようと思った次第です。タイトルに「極私的」と付けている通り、狭い巡回範囲内からワタシが適当に選んだもので、そのリストに何らかの権威をもたせる意図がまったくないことは明記しておきます。
2008年12月17日 14:00
子供たちに「Wikiリテラシー」を習得させることは可能か
当然ながら Wikipedia は木になってできたものではありません。ユーザ自身が自発的にその内容の改善と拡充を行なってこそ意味があるものです。それを「はじめからありき」な世代が担えるのか。そうした意味で、ワタシは学校で「Wikiリテラシー」を学ばせられないものかと考えることがあります。
2008年12月10日 14:00
In Copies Begin Cultures 〜 著作権は何のために存在するのか
現在の生活が続く限り、書籍の翻訳をやることは難しく、翻訳の打診を泣く泣く断ったこともあったりしますが、それでもときどき「この本訳してみたいな…」と現実逃避したりします。最近それを思った本に、コリィ・ドクトロウ(Cory Doctorow)の『Content』があります。
2008年12月 3日 13:30
たとえブロゴスフィアを失っても
今回もニコラス・G・カー先生のブログを取り上げます。「誰がブロゴスフィアを殺したのか」と刺激的なタイトルの冠されたエントリです。この記事は Weblogs, Inc. の AOL への売却により巨万の富を得たジェイソン・カラカニスが、今夏ブログを止めて、メルマガという旧式のやり方に配信方式を変えた話から始まります。
2008年11月19日 09:30
今こそ邦訳が待たれる『Founders At Work』
世界的な経済危機が叫ばれ、その影響は当然ながら IT 産業にも及んでいます。WIRED VISION にも「IT企業のレイオフ状況と、「Web2.0型無料経済は消滅」予測」という記事が載りましたが、リアルタイムなレイオフ状況表には気が滅入るものがあります。
2008年10月29日 13:00
クラウド化する世界の憂鬱
『クラウド化する世界』では『ITにお金を使うのは、もうおやめなさい』でも使われていた IT と電力のアナロジーに立ち戻り、電力がユーティリティーサービスとなるまでの歴史を辿ります。19世紀末にトーマス・エジソンは発電機を発明しますが、彼はそのライセンス事業と部品供給事業で満足していました。
2008年10月15日 14:00
好敵手ニコラス・G・カー
ニコラス・G・カーの名前を一躍轟かせたのはブログではなく、ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された論文でした。IT はコモディティー化しておりもはや戦略的価値はなく、むしろリスクに目を向けるべきと説くカーの論文は激しい反発と論争を巻き起こしました。
2008年10月 8日 13:40
仮想現実と拡張現実〜Second Life、Sekai Camera、はてなワールド
「電脳コイル現実版」とでも言うべき Sekai Camera が実現すれば「広告媒体としてのAR」が一気に現実味を帯びます。Android でも Enkin という電脳メガネアプリケーションが開発されていることを考えると、これからモバイル機器の製品コンセプトに AR の要素がより強く加わってくるように思えます。
2008年9月17日 13:10
クラウドコンピューティングからP2Pへの揺り戻しはあるか
本ブログでも、エンタープライズ方面において今年最大のバズワードとなったクラウドコンピューティングについて取り上げてきました。クラウドという言葉がもてはやされる一方で、ベンダの思惑などがありこの言葉が統一された定義がなく使われているという問題があります。
2008年9月 4日 12:00
yomoyomoの「情報共有の未来」
過去の記事
- 1973年組の10人2011年5月12日
- HOW WE LIVE2011年4月14日
- Wikipediaがプラットフォームになるのを妨げているもの2011年2月10日
- Wikiについて語るときに我々の語ること2011年1月13日
- 自由の彼方の変わることなき独占? ティム・ウーの新刊『The Master Switch』2010年12月 9日