インターネットは我々に何を与え、奪うのか 〜 クレイ・シャーキーとニコラス・G・カーの新刊
インターネットでは「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」が問われると言われ、ワタシも基本的にそれに賛成なのですが、そういうワタシにしても特に注意してその言説を追う識者がいるのも確かで、今回はワタシにとってそういう存在であるクレイ・シャーキーとニコラス・G・カーの新刊を取り上げます。
2010年6月10日 14:30
インターネットプラットフォーム戦争:「インターネットOS」に一番近い企業はどこか
オライリーは Web 2.0 Expo の開催に先立ち、「インターネットOS」についての文章の続編を公開しています。主要プレイヤーとなる有力企業を具体的に挙げ、その強みと弱みを分析しています。オライリーが挙げるのは10の企業です。
2010年5月13日 14:30
ティム・オライリーの「インターネットOS」というヴィジョン
先週末、遂に iPad がアメリカで発売となり、予想通り大変な話題となっています。天邪鬼なワタシとしてはそれ以外で何か話のネタはないかと考えていたら、ティム・オライリーが久々にかなり長いブログエントリを書いていたので、今回はそれを取り上げたいと思います。
2010年4月 8日 14:00
ナップスタージャパン終了とデジタル音楽の行方
旧聞に属しますが、先月末ナップスタージャパンより日本国内における全サービス終了の発表がありました。自分が日常的に利用しており、プライオリティの高いサービスが終わってしまうのは個人的にはほとんど初めての体験で、今回の発表には大層落ち込んでしまいました。
2010年3月11日 12:00
iPadを待ちながら:我々はどれくらい自由であるべきなのか
ジョナサン・ジットレインは iPad についてどう思っているか調べてみたら、案の定 "A fight over freedom at Apple’s core" という文章で、Apple によるアプリ認可制が自由とイノベーションにとって脅威であることを踏まえた上で iPad を論じています。
2010年2月12日 14:00
ダン・ギルモアのリターンマッチに期待する
2010年は、ワタシがその動向(論考)を追っている論客が何人か本を出します。6月に刊行予定のニコラス・G・カーとクレイ・シャーキーも気になりますが、今回はダン・ギルモアの新刊『Mediactive: A User's Guide to Finding, Following, and Creating the News』を取り上げたいと思います。
2010年1月14日 14:30
ゼロ年代をウェブに生きて
早いもので2009年も残り一月を切っており、また今年でゼロ年代も終わりということです。この10年を振り返る記事が目につくようになりました。インターネットの隆盛と反比例したレコード産業や雑誌、新聞産業の苦境をみるにつけワタシが思い出すのは、Cluetrain Manifesto です。
2009年12月10日 14:30
電子書籍と読書体験のクラウド化
先月から、仲俣暁生さんが編集長を務めるウェブマガジン「マガジン航」に少し関わらせてもらっています。「マガジン航」は本と出版の未来を探る試みですが、電子出版、電子書籍の市場が本格的に開花しようという時期の船出はタイミングが良かったと個人的には思っています。
2009年11月12日 13:40
日本に海賊党ができても支持はしないけど……
先日、スウェーデンの海賊党に関する BBC のレポートを見ました。海賊党については今年の夏、欧州議会において1議席を獲得し、イギリスやドイツなどでも若者層を中心に支持を広げていることは知っていましたが、正直好意的には見ていませんでした。
2009年10月14日 14:20
「プラットフォームとしての政府」が意味するもの
今月末発売予定の『Make: Technology on Your Time』において、例によってコリィ・ドクトロウの文章を訳しているのですが、今回は「政府をオープンにできないのなら、政府を自分のものにしてはいない」というタイトルで、ブッシュからオバマへの政権移行に伴うアメリカ合衆国政府の情報公開の変化を論じています。
2009年9月10日 14:00
yomoyomoの「情報共有の未来」
過去の記事
- 1973年組の10人2011年5月12日
- HOW WE LIVE2011年4月14日
- Wikipediaがプラットフォームになるのを妨げているもの2011年2月10日
- Wikiについて語るときに我々の語ること2011年1月13日
- 自由の彼方の変わることなき独占? ティム・ウーの新刊『The Master Switch』2010年12月 9日