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藤井敏彦の「CSRの本質」

企業の社会的責任(CSR)とは何なのか。欧米と日本を比較しつつ、その本質を問う。

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今回は今なおヨーロッパを分断する恐るべき「鉄のカーテン」について取り上げます。といっても、東西冷戦の話をしようというわけではありません。「食事」についての鉄のカーテンであります。

2008年4月21日 08:00

前回、ヨーロッパでは「ソシアル」から「リベラル」へと政策の重心が移りつつあって、CSRも変質している、とお話しました。で、今回は「リベラル」とか「ソシアル」って何?っていうお話です。

2008年4月14日 08:00

ヨーロッパのCSRが元々政府主導の運動であった故に、政府の方針転換はCSRの方向づけに直接的に影響します。「社会の持続可能な発展に資するCSR」から「企業の競争力強化に資するCSR」へのシフト、というとモノゴトを単純化しすぎてしまうかもしれませんが・・。

2008年4月 7日 09:00

企業活動のグローバリゼーションはあくまで利潤動機で進んでいます。しかし、その反面、引き換えに海外の潜在的顧客は時にあなたの価値観の修正を求めるのです。グローバルなCSRは一面で激しくコワイものです。

2008年3月31日 09:00

CSRには常に一定程度価値観の押し付けを伴うと考えてもよいでしょう。むしろ、そのような声高な価値観とどのように折り合いをつけるかが企業にとってのCSRのエッセンスのひとつです。

2008年3月24日 09:00

世間を騒がせている中国の餃子の一件、社内的に本件を「もって他山の石とする」お役目を負っている読者もいらっしゃるのではないでしょうか。担当役員さんから「あの件だけど、ワガシャはどうするのかね?」と聞かれたら、さぁ、どう答えましょう?

2008年3月18日 14:09

現在CSRヒットチャートを赤丸急上昇中の「ワークライフバランス」。仕事と家庭生活の均衡をとれる労働環境をつくろうという運動。主に雇用主である企業の責任の問題として語られます。

2008年3月10日 10:00

人間の笑顔って総量一定かもしれない、と思いました。ヨーロッパ人はお客さんには日本人ほどニコニコしませんが、仕事を離れたらそれなりに愛想がよいです。他方、日本では誰も職場で笑顔を使い果たしてしまうかのようです。

2008年3月 3日 10:30

欧州委員会の官僚を相手に仕事するようになった時、いや驚いたのなんのって。彼らの優雅なこと! 何が彼我の差を生むのか斐あって大体わかりました。ズバリ、欧州官僚が忙しくない3つの理由!

2008年2月25日 10:00

マクドナルド裁判をグローバルな視点からみると問題点が鮮明になるかもしれません。同時に日本の社会を考える上でもマクドナルドの裁判はよいきっかけとなるのではないかと期待しています。

2008年2月18日 01:00

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藤井敏彦の「CSRの本質」

プロフィール

1964年生まれ。経済産業研究所コンサルティングフェロー。経済産業省通商機構部参事官。著書に「ヨーロッパのCSRと日本のCSR-何が違い、何を学ぶのか」、共著に「グローバルCSR調達」がある。

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