第21回【同期性考察編(2)】ニコニコ動画の「時報」はウザイ。しかし、強力である。
いささかおおげさなことをいえば、この「ニコ割」のテスト放送が与えた迫真感は、メディア論やマスコミュニケーション論では必ずといっていいほど言及される、ある歴史的事件を筆者に想起させました。
2007年11月22日 11:00
第20回【同期性考察編(1)】インターネットというのは、「非同期的」で「繋がりの社会性」を増幅するがゆえに、拡散するメディアである。
これまで「疑似同期」という機制を実現しているニコニコ動画に注目してきましたが、今後数回をかけて、「なぜ(擬似)同期性が重要なのか」について改めて考察していく予定です。
2007年11月15日 11:00
「OpenSocial」は日本のSNSをめぐる状況を変えるのか?
果たして「OpenSocial」の登場によって、日本でも「グローバルSNS」のような状況は訪れるのだろうか? これは少し立ち止まって考えてみるべき問題だと思います。
2007年11月 8日 11:00
第19回「初音ミク」をはじめとするニコニコ動画上のコンテンツ協働制作に関する考察
ニコニコ動画上でのコラボレーションは、確かに活発で多様な作品を生み出しているけれども、それが可能になっているのは、コンテンツの評価基準が《客観的》と呼べるほど明確に存在しているからではないか。
2007年11月 1日 11:00
岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』から、情報社会について考える(3)
「アーキテクチャ設計の可能性を読み解く」という観点から「岡田ダイエット本」と「鈴木カーニヴァル本」を比較してみる。
2007年10月25日 11:00
岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』から、情報社会について考える(2)
「医療IT化」の分野では、「PHR」(Personal Health Record:個人健康記録)や「Health 2.0」といったキーワードが注目を集めているそうです。こうした「PHR」型サービスと、岡田氏が提唱する「レコーディング・ダイエット」の相性が極めて高いということは、誰もが容易に想像されることと思います。
2007年10月18日 11:00
岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』から、情報社会について考える(1)
先日筆者も遅ればせながら、岡田斗司夫氏のダイエット本、『いつまでもデブと思うなよ』を読んでみました。これが評判に違わず、大変に面白い本でした。
2007年10月11日 12:00
第18回 「アーキテクチャ・デザインのための隠喩」としてのゲーム
Officeをはじめとするアプリケーションのインターフェイスやユーザビリティを、いわゆるドラクエやFFのような「RPGゲーム」風に設計してみる、と……。
2007年9月27日 11:00
第17回 「マリオカート」と「ニコニコ動画」の共通点
「情報環境=アーキテクチャ」の可能性の一つは、「客観的には……だが、主観的に見れば……」といった《錯覚》を実現する点に認められます。今後もソーシャルウェアのイノベーションは、いわばこうした「《錯覚》の技術」によって生み出されるでしょう。
2007年9月19日 14:51
第16回 セカンドライフの「多義性」縮減機能について
セカンドライフのような仮想空間型サービスを真に新しいとみなしうるためには、顔文字のようなレガシーな手段を質的に凌駕するインターフェイスを備える必要がある。
2007年9月 7日 10:00
濱野智史の「情報環境研究ノート」
過去の記事
- 4/9(木)「コミュニケーションデザインの未来」の告知です2009年4月 7日
- 『恋空』を読む(番外編):宮台真司を読む ― 繋がりの《恒常性》と《偶発性》について2008年9月12日
- 『恋空』を読む(3):果たしてそれは「脊髄反射」的なのか――「操作ログ的リアリズム」の読解2008年2月14日
- 『恋空』を読む(2):ケータイに駆動される物語、ケータイに剥奪される内面2008年1月31日
- 『恋空』を読む(1):ケータイ小説の「限定されたリアル」2008年1月15日