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濱野智史の「情報環境研究ノート」

アーキテクチャ=情報環境、スタディ=研究。新進気鋭の若手研究者が、情報社会のエッジを読み解く。

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明後日の4/9(木)、Wired Vision連続トークセッション「コミュニケーションデザインの未来」が開催されます。現在、もくもくと準備中なのですが、告知もかねて、当日使用する図をいくつか先行公開したいと思います。

2009年4月 7日 17:00

久々の更新です。最後に更新したのが今年の2月なので、実に半年以上もサボってしまったことになります……申し訳ありません。今後もマイペースで「情報環境研究ノート」の更新を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。まず、連載再開にあたって、2点ほどご連絡を。

2008年9月12日 16:00

『恋空』においては、「内面」の《深さ》のようなものは描かれていないけれども、「操作ログ」の《緻密さ》のようなものが刻まれている。ひたすらにケータイというメディアにどう接触し、操作し、判断し、選択したのかに関する「操作ログ」を描くものである、というように。

2008年2月14日 10:00

『恋空』という物語において、ケータイはどのような役割を果たしているのでしょうか。

2008年1月31日 10:00

ずいぶんと旬は過ぎてしまった感はあるのですが、今回は少し趣向を変えて、2007年に話題を集めたケータイ小説作品、『恋空』について分析してみたいと思います。

2008年1月15日 11:10

ここでモデルとして採用したいのは、インターネットの「レイヤー構造」を現代社会論に拡張した試みとして捉えることもできる、東浩紀氏の「二層構造」という概念です。

2007年12月28日 10:00

いま起きていることは、インターネット上に、「同期」と「非同期」型のアーキテクチャが、ほぼ同時に並行して生まれつつあるという《二面的》な事態なのではないか。

2007年12月27日 12:00

人々は、(規模の大小に関わらず)なんらかの社会的集団を形成する限り、なんらかの同期的イベントによって「共通知識」を必要とする。だから、基本的にはばらばらに(非同期に)情報を発信・受信するネット空間上においても、「炎上」や「祭り」が自然発生的に生み出される。

2007年12月26日 16:00

果たしてインターネットの普及する現代社会においては、すべての(広告を含む)コミュニケーションは非同期型へと移行し、それこそ「エントロピーの法則」のように拡散していってしまうのでしょうか? 

2007年12月13日 11:00

DM(郵便)のような「非同期型」のコミュニケーション・メディアに比べて、テレビのような「同期型」のコミュニケーション・メディアのほうが、よりいっそう「共通知識」を生み出しやすい。

2007年11月29日 11:00

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濱野智史の「情報環境研究ノート」

プロフィール

1980年生まれ。株式会社日本技芸リサーチャー。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修士課程修了。専門は情報社会論。2006年までGLOCOM研究員として、「ised@glocom:情報社会の倫理と設計についての学際的研究」スタッフを勤める。