4/9(木)「コミュニケーションデザインの未来」の告知です
2009年4月 7日
明後日の4/9(木)、Wired Vision連続トークセッション「コミュニケーションデザインの未来」が開催されます。
詳細:wiredvision.jp/info/200903/200903251600.html
現在、もくもくと準備中なのですが、告知もかねて、当日使用する図をいくつか先行公開したいと思います。
【お話する内容その1】「アーキテクチャの生態系」その後
・昨年10月に刊行された、『アーキテクチャの生態系』書籍掲載版からのバージョンアップを加えた、「アーキテクチャの生態系マップ Ver. 1.1」を元にお話します。
・時間があれば、マップの他国応用編として、韓国・中国といった他国の状況もかいつまんでお話できればと思います。
【お話する内容その2】 「TV・新聞をはじめとするマスコミって、どうなるのだろうか?」
この10年、インターネットをめぐる議論は、新聞・マスコミを《殺す》のかどうかに終始してきたきらいがあります。状況論的には、「おそらくこの数年で、いよいよ雑誌・ラジオに続いてTV・新聞も危うい・・」などといわれている昨今です。「コミュニケーション・デザインの未来」をテーマにするなら、この問題は避けて通れないでしょう。そこで当日は、どちらかといえば具体的に、というよりも、あえて原理的に考えてみたいと思っています。
そこで使ってみたい図版がこちら:
・「超越性」をめぐる議論とメディア/アーキテクチャ論の流れ(図版集)
ずいぶんとぎょうぎょうしい言葉を使っていますが、古くは浅田彰さんの『構造と力』のピクチャーまで遡りながら、今日のニコニコ動画論にいたるまでの流れを抑えてみたいと思います。
・また、これも時間があればですが、広告をめぐる議論も展開してみたいと思います。当ブログ関連エントリとして、1年少し前にニコ動の「時報」について論じたものを挙げておきます。(こちらの論考は、『アーキテクチャの生態系』には収録されてはいません)
- 第20回【同期性考察編(1)】インターネットというのは、「非同期的」で「繋がりの社会性」を増幅するがゆえに、拡散するメディアである。 | WIRED VISION
- 第21回【同期性考察編(2)】ニコニコ動画の「時報」はウザイ。しかし、強力である。 | WIRED VISION
- 第22回【同期性考察編(3)】なぜニコニコ動画の「時報」は強力なのか。それは「共通知識」を生むからである。 | WIRED VISION
- 第23回【同期性考察編(4)】「欲望」型のマスメディア、「欲求」型のインターネット | WIRED VISION
- 第24-1回【同期性考察編(5)】「祭り」や「炎上」は「共通知識」の源である | WIRED VISION
- 第24-2回【同期性考察編(6)】インターネットの「レイヤー構造」は、人々の同期性に対するニーズに応える | WIRED VISION
- 第24-3回【同期性考察編(7)】現代のメディア環境は、同期と非同期の「二層構造」である | WIRED VISION
【お話する内容その3】 コミュニケーション・デザインのための視座
・以下の「n±1マップ」をもとにお話します。
・近い未来の応用編として、最近各所でお話する機会の多い、「AR(Augmented Reality:拡張現実)」の話も触れてみたいと思います。他社さんの記事で恐縮ですが、関連記事として以下を挙げておきます。
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といった感じで、ざっくりとした告知内容で申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。
■お申し込みはこちらから:
wiredvision.jp/info/200903/200903251600.html
濱野智史の「情報環境研究ノート」
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