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飯田泰之の「ソーシャル・サイエンス・ハック!」

気鋭の若手経済学者が、社会問題・経済問題を、Hacks的な手法を用いて、その解決策を探る。

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政治家や評論家が「政治家や評論家であり続ける」ためには、政治家も評論家も元々期待されていた役割を離れざるを得ないことがある。ここに人気商売の大きなジレンマがあります。

2008年1月23日 23:43

1400円のために真剣に悩み、勉強し、自分の意見を決めるという人はいないでしょう。かくして経済政策は空気によってきまり、2年分の年収が失われていくことになるのです。

2008年1月15日 01:00

今回からはしばし狭義の経済学を離れてしばし個人の信念、さらには(理想的には)その集計値である世論とは何かについて考えてみましょう。

2008年1月 8日 01:00

人口減少と大学の定員増によって大学進学のための競争圧力は低下しています。現在の子供達は学力面でそれほど競争しなくてもそれなりの大学に進学できるのです。したがって、ほっておいてもゆとり教育状態にならざるを得ない。

2007年12月25日 01:00

価格競争なき世界ではどの企業の製品も「似たり寄ったり」なものでした。しかし、潜在的な価格競争があるときには、それを避けようとする企業の努力が結果として私たちに「多彩な選択肢」を用意してくれることになるのです。

2007年12月18日 14:58

経済学に哲学的な側面がないとは言いません。しかし、現代の経済学の主要な機能は社会哲学の提供と言うよりも、問題解決のためのツールの提供に傾斜しています。

2007年12月11日 01:00

競争のない平和で安定的な社会と、いつ寝首をかかれるかわからない熾烈な競争社会……国民にとって望ましいのはどちらでしょう。そんなの考えるまでもないですよね! 当然熾烈な競争社会です!!

2007年12月 4日 09:13

企業は利潤を求めて日々努力を続けています。努力家の企業が法律で禁止されたくらいで「競争のない平和な世界」をあきらめたりはしません。

2007年11月27日 01:00

競争は無間地獄です。このような世論に惑わされる(?)ことなく、馬鹿の一つ覚えのように競争賛美を続けている連中が居ます。そう。経済学者です。僕も一応はその端くれです。経済学者はなぜそんなにも競争が好きなのでしょう?

2007年11月19日 11:00

競争は競争を生む。競争は悲惨な状況をもたらすのにほとんどの経済学者は競争を賛美し、政治家までもが自由な競争の素晴らしさを吹聴していました。いったいぜんたい彼らは何を考えているんでしょう?

2007年11月 6日 01:00

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飯田泰之の「ソーシャル・サイエンス・ハック!」

プロフィール

1975年生まれ。駒沢大学経済学部准教授。著書に『経済学思考の技術』『ダメな議論』、共著に『論争 日本の経済危機』『セミナール経済政策入門』などがある。

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