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小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」

数学エッセイストでもある経済学者が、経済学の視点から、環境問題、そして人の幸福 について考える。

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コースの定理は、一見すると、血も涙もない非人間的な内容を持っているように見える。「経済学の標準」と「市民感情」との間に生じる齟齬について、今回は二つの方法でそれを緩和したいと思う。

2007年10月 9日 11:00

ぼくは、コースの定理に対して、最初は腹が立ったものの、経済学を大学院で専門的に勉強するうち、だんだん考えが変わって行った。

2007年10月 4日 11:00

株式市場には、企業実態をきちんと調査する投資家と、彼らの情報にただ乗りをして取引しようとするノイジー・トレーダーが必然的に混在する。

2007年9月26日 14:38

ジニ係数は、普通は国民の「所得格差」などの「不平等性」を計測するのに使われるけれども、今回は、それを土地の「価格分布」に応用した面白い発想の論文を紹介したい。

2007年9月18日 11:00

何かのリスクを何かの基準で評価してる文献に出会ったら、その前提をよく検討するのが無難だろう。もしかすると、あなたの「恐がり」には、それなりの根拠があるかもしれないのだ。

2007年9月11日 16:20

地球温暖化が「科学的に正しい」かどうかということを、ぼくら市民はどう判断すればいいのだろうか。

2007年9月 4日 22:37

地球温暖化という「客観確率のわからない不確実現象」に対して、ぼくらはどういう判断基準を持って、どういう意思決定をすればいいのだろう。

2007年8月28日 10:00

今、「不要な包装」だとか「不要な割り箸」だとかがさかんに語られるが、ここでいう「不要」とはなんだろう。何十億の人間がおのおのに「不要」なものを除去しあったら、いったいどのくらいの「有用な」商品が世の中に残るというのだろうか。

2007年8月21日 12:31

ライブチケットの売買には、教科書的な「需要と供給の法則」は当てはまらない。価格機構を働かせると「本当に欲しい人」にチケットが渡らないからだろう。

2007年8月14日 11:34

賦課方式の年金は、「決して破綻しないねずみ講」なのである。そう、人口が減少しさえしなければ・・・

2007年8月 7日 01:23

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小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」

プロフィール

1958年生まれ。帝京大学経済学部経営学科准教授。数学エッセイスト。著書に『サイバー経済学』『確率的発想法』『文系のための数学教室』『エコロジストのための経済学』などがある。

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