「電話の交換局」がカギを握っている――マイクロソフトのYahoo!買収提案(2)
検索によってネット広告の帰趨が決まる、というのが、少なくともアメリカのいま現在のネット広告の情勢だ。マイクロソフトがYahoo!を何としても買収しようとしている理由はそのあたりにもありそうだ。
2008年2月26日 11:00
マイクロソフトの幹部たちが強調する「広告経済は規模の経済」――マイクロソフトのヤフー買収提案について(1)
ワープロソフトでも表計算でも、あるいはOSでも、一定の人が使い始めれば、ほかの人々も使わざるをえない。こうしたビジネスに誰よりも習熟しているはずのマイクロソフトの幹部たちが、ネット広告はソフトウェアとは違い、規模の経済が働くと言っている。これはどういうことだろうか。
2008年2月19日 10:09
広告ビジネスにおけるGoogleの「最大の発明」は何か
いまとなっては、個人サイトも含めた無数のウェブサイトに広告が載っているのは当たり前のようだが、これがウェブにとって革命的な転換だったことは明らかだ。
2008年2月13日 10:00
あくまでも偶然だった広告経済の誕生
いうまでもなくGoogleは、すぐれた検索の仕組みを開発し、それによって評価を得たわけだが、収入の99パーセントは広告収入である。しかしGoogleは、はっきりとしたビジネスモデルを当初から持っていたわけではなかった。
2008年2月 5日 10:30
インターネットによって「中抜き」は起こったか?
グーグルのパワーは、自動的につなぐ行為、つまり「中であること」によって生まれている。グーグルは、インターネットでは中抜きどころか、中こそが強い、というありようの象徴的な存在である。
2008年1月29日 11:00
広告経済の時代の始まりか?
広告経済という言葉を聞いて何を思い浮かべるだろうか。お金を出すかわりに広告を見ることで製品を手に入れたり、コンテンツを見聞きするビジネスモデルが急速に力を持ってきた。ここでは、そうしたことを指して、「広告経済」と呼ぶことにする。
2008年1月18日 10:00
歌田明弘の「ネットと広告経済の行方」
過去の記事
- 「広告経済」の潮流は変わらない2010年1月18日
- あらゆるものが広告媒体になる2009年12月21日
- 広告経済か無料経済か2009年11月16日
- コンテンツ・メーカーがコンテンツ流通・配信会社に勝てない理由2009年10月19日
- ネットではより過激になりうる「買い手独占(モノプソニー)」2009年9月24日