第十回 立居振舞 IV
国民の大多数が良い姿勢と美しい立居振舞を実現しつつ、文化的平和的国民であることは不可能なんだろうか。身体訓練と軍事国家化は、論理必然的に結合したものなのだろうか。
2007年7月18日 10:31
第九回 立居振舞 III
もっとも立居振舞の美しさについて期待しうるスポーツマンたちが、惨憺たる有様だ。もはや現代において立居振舞を美しくする可能性は僅少だといわざるをえない。
2007年7月11日 10:02
第八回 立居振舞 II
最近の学生達を見ていると、カピバラのような小太りの丸っこい人間が、猫背でフラフラと歩き、ぐったりと座っている姿を見せられることになりがちである。
2007年7月 4日 01:00
第七回 立居振舞 I
私自身も含めての批判であると理解していただきたいのだが、現代人はとても姿勢が悪い。立ち姿もおかしいが、座った姿もなんだか捻じれている。もちろん、歩き姿も崩壊している。
2007年6月27日 01:00
第六回 幕間
ここで小休止を置いて、今後の展開について語りたい。この連載が目的としているものは、全てのものが等しく無価値であるポストモダンな状況においてこそ、私達の現在の社会における良質な部分を支えている近代的価値観(モダニティ)を維持しなければタイヘンなことになる、という問題意識を共有していただくことにある。
2007年6月20日 02:02
第四回 美と規範 II
もし純粋美術が哲学的な探求を失ったら、まったくの混乱と迷走に陥るのではないかと私は考えている。そして、どうもそういう状態に陥っているのではないかと思っているのだ。
2007年6月 6日 10:28
第三回 美と規範 I
美術大学の卒業制作展をみていると、個性を探求したはずのそれら諸作品が、ある種のパターンなり時代性なりに見事に囚われていることにも、私は気がつくのだ。
2007年5月30日 11:44
第二回 内容
おそらく「網言録」を書くうちに、私の奇矯なモノの考え方や、私の弱点・欠点、愚かさを暴露するハメになるだろうことを予想している.... それでもッ! 伝えねばならないことがあるのだッ! という、私のJOJO的な「覚悟」が読者の皆さまに伝わりますように。
2007年5月24日 08:25
白田秀彰の「網言録」
過去の記事
- 最終回 暇申2007年10月 3日
- 第廿回 和装 IV2007年9月26日
- 第十九回 和装 III2007年9月19日
- 第十八回 和装 II2007年9月12日
- 第十七回 幕間 III2007年9月 5日