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白田秀彰の「網言録」

情報法のエキスパートが、日常生活から国家論まで「そもそも論」を展開し、これからどう生き抜くべきかを語る。

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突然だが、「網言録」が打ち切られることになった。まだまだ諸事諸物について、語っていくつもりだったので、残念ではある。

2007年10月 3日 10:48

西洋近代を受け入れて成立しているはずの私達の社会制度や日常生活様式が、どうもグダグダと崩壊しつつあるようだと私は考えている。

2007年9月26日 11:00

「茶室」や「和装」といったアーキテクチャにおいては、儀式ばった動作が主目的なのではなく、全体の動作を合理化した結果の美しさが目的となっているのだ、と私は理解している。

2007年9月19日 11:00

現代のポストモダンな文化環境において、その戯れの一つであるコスプレをきっかけとしてでも、和装という伝統的な民族服の普及をはかり、和装を足がかりに日本伝統の操身法や関連文化が自然に定着する、という回路がありうる。

2007年9月12日 01:16

これまでいただいた批判に対してのお応えをしようと思う。かつ日本独自のものである着物(和服)について語ることで、逆にスーツ・スタイルが持つ近代的意味について明確になるのではないかと期待して、ここで和装について語りたい。

2007年9月 5日 10:10

服装に関する正統文化を復興維持することは、社会全体の秩序を復興維持することに、視覚的かつ美観的に大きく貢献するものと私は信じる。

2007年8月29日 10:00

現在のいわゆる「カジュアルな服」といわれるものは、規範を逸脱していることこそが「ファッショナブルだ」ということになっている。しかしながら、もともとの「カジュアルな服」とは、ガッチリ規範の中に組み込まれていた。

2007年8月22日 01:09

現在でも「シャツは下着だよ派」と「シャツは上着化したよ派」での不毛な闘いが続いているわけだが、歴史的事実を重んじる私の立場からすれば、「シャツは下着だよ派」に軍配を上げたい。

2007年8月15日 10:33

規範を逸脱していることこそが「ファッショナブルだ」ということになっている。しかしながら、もともとの「カジュアルな服」とは、ガッチリ規範の中に組み込まれていた。

2007年8月 8日 10:49

私は、ここからの連載で「好きなものを好きなように着てはいけない」という理由について語ろうと思う。

2007年8月 1日 02:12

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白田秀彰の「網言録」

プロフィール

1968年生まれ。法政大学社会学部准教授。専門は情報法、知的財産権法。著書に『コピーライトの史的展開』、Hotwired Japan連載をまとめた『インターネットの法と慣習』がある。HPは、こちら

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