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松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」

今後、テクノロジーの発達に伴い大きく変化していく”乗り物”をちょっと違った角度から考え、体験する。

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自転車を自由自在に持ち歩くためには、10kgと5kgの間にあるコストの壁を破る必要があることがわかる。炭素系複合材料でもっと安く自転車が作れるようになれば状況は変わるだろう。異次元の乗り心地が一般に届くまでには、さらなる技術革新と低コスト化が必要なのである。

2008年10月10日 13:00

今から33年前の1975年、自転車と徒歩との間を埋める可能性を持った乗り物が日本中を走り回ったことがあった。元気の良い大手自動車メーカーが開発し、子供用の遊具として発売されたそれは、全国の小学生の間で大流行したが、発売からわずか1年弱で市場から姿を消した。

2008年9月26日 08:00

徒歩と通常の自転車の間を埋める乗り物は、なにもペダルで駆動している必要はない。例えばインラインスケート、キックボード、スケートボードという選択肢もある。近距離の移動手段にとって、人体への付加重量を最小にしつつ最大の移動性を付与するというのが絶対条件だ。

2008年9月12日 13:00

昨年、A-bikeという折り畳み自転車が発売された。直径6インチ(15cm)という極小径のタイヤを使うユニークな乗り物だ。A-bikeという名前は、フレームを横から見るとAの形に見えるところから来ているという。A-bikeの特徴は、折り畳んだ時の小ささと、軽さにある。

2008年8月22日 14:00

私達が日常で利用している移動手段には「穴」が存在する。移動の効率ということを考え出すと、気になる穴が。ここでいう「穴」とは、「すこし頑張れば、小さな道具立てで済むのに、ついつい大がかりな道具立てとなってしまうケース」を意味する。

2008年8月 8日 10:00

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松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」

プロフィール

ノンフィクションライター。1962年、東京都出身。日経BP社記者を経て、現在は主に航空宇宙分野で執筆活動を行っている。著書に火星探査機『のぞみ』の開発と運用を追った『恐るべき旅路』(朝日新聞社)、スペースシャトルの設計が抱える問題点を指摘した『スペースシャトルの落日』(エクスナレッジ)、桁外れの趣味人たちをレポートした『コダワリ人のおもちゃ箱』(エクスナレッジ)などがある。

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