Hello, I am a Hatena stalker.
2008年3月19日
(これまでの yomoyomoの「情報共有の未来」はこちら)
昔読んだ近藤社長のインタビューで、京都はビジネス的なわずらわしさがないから良い(確か、東京と違って「近くまで来たので」的に訪ねる人が少ないのではかどる、といった文脈だったかと)、みたいな話があったような気がする
[を] はてな本社が京都に移転
それはyomoyomoさんのことかー!?
B.M.F.Clip
はい、そういうわけで、嫌がられるのも構わずはてな京都オフィスに押しかけてやりました。
近藤淳也さんも「また来たん」と呆れ顔ですが、昼食まで食い散らかしてやりました。しかも新入社員のm○○○さんが野菜が好きでないのをいいことにカレー二杯も! まったく厚かましい奴ですね。近藤令子さんに感謝します。
もちろんカレーを食うだけでなく、伊藤直也さんに「昨年のITProでの講演は、昨年見た中でダントツに素晴らしかったです。抱いてください」と気持ちを伝えるなど、はてなスタッフの方々をいろいろと困らせましたが、今回は当方がカレーとサラダを貪り食いながら、はてなについてぼんやり考えたことをまとめておきます。
これから生まれる新規サービスについて部外者のワタシがどうこう言っても意味がないので、現状について思うところになりますが、ワタシ程度が考えることなど関係者は考えたことがあるに決まっているわけで、しかも現在はてなは人員増強中であり、就職志望者がもっとイキの良いアイデアを出しているに違いありません。
以下の内容は近藤さんにお話した内容の半分くらいで、同意してもらったものもあれば、当然そうでないものもあります。近藤さんからもいろいろと興味深い話を伺いましたが、それは以下には一切含まれません。
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運営側の目配りと新規ユーザの盛り立て
以前はてなダイアリーブックからはてなダイアリーアンソロジーにいたる妄想話で「編集」の重要性を説いたが、もっと身近なところで運営側のユーザ生成コンテンツへの目配りが新規ユーザを盛り立て、結果的にユーザの増加につながらないか。
「こんなキーワード、ご存じですか?」という成功例があるが、他にも例えば開始から一月未満の面白くなりそうなダイアリーをレコメンドする場があると、はてなブックマークに見られる話題の偏りとは離れた「入りやすさ」につながらないか。
Everything is Miscellaneous
(特に技術系でない)ユーザにとって、実はサービス運営会社の区切りに意味がないことも多い。はてなカウンターなどウィジェットとしてもっと外部に提供されるべきサービスはあるだろうし(HotorNot の現状からの連想)、はてなセリフははてなハイクに吸収されるというようなサービス間の融合、統合があってよい。
例えば、はてなアンテナとはてなRSSの違いが初心者ユーザに分かるのか。両方を融合し、必要な更新の読み取りはすべてサーバ側で判断する「はてなチェッカー」があればよいのではないか。
一方ではてなのサービス上の活動を一望できる、はてなポータル(今ならはてなプロフィール?)が欲しい。現在のMyはてなでは不十分。
ネットサービス連携とはてなポイントという基軸通貨
はてながあらゆるネットサービスを手がけられるわけではなく、うまく他のサービスと連携できればよいのだが、そのときはてなポイントが通貨として機能しないか。
もっとはてなポイントがユーザ間を流動し、ネットサービス連携に利用されることで「お金に働いてもらう」ができないか。
これは虫が良い考えとしても、もっと運営側がポイントの流通を促してよいのでは。例えばはてなフォトライフを盛り上げるために、「今週の一枚」を毎週選んで500ポイントプレゼントしても一年で2万5千円、それほど大きな額ではない。
Beyond Browser〜真の「はてなワールド」へ
PC ベース、ブラウザベースのインターネット利用がいつまでも優勢とは限らない。
モバイルへの移行についてはいろんな人が語っているので割愛するとして、個人的に面白いと思うのは、Wii がテレビを乗っ取ってしまう可能性。
テレビ局がネットとの連携を拒み、大企業のテレビメーカーもフットワークが悪いところを、Wii のテレビの友チャンネルがスタンダードにとってかわる未来を考えると、他サービスと一線を画す面白い位置にある Rimo がはてラボサービスに降格になったのは、主要開発者の退社という事情は分かるにせよ痛い。
ユーザの日常生活からはてなのサービスまでの距離がもっと縮まるとよい。
Webカメラから直接写真をはてなフォトライフにアップロードできるようになったが、Eye-Fi などを見ると、はてなフォトライフ対応デジカメがあってよいじゃないかと思う。
はてなワールドもブラウザを越える可能性があると思うが、現在は殺風景すぎる。どうしてはてなの他サービスの蓄積を活かさないのか。
折角 Google Map を利用しているのだから、今度終了するはてなマップの情報を取り込むべきだし、はてなフォトライフなどもっとはてなワールドが楽しめるコンテンツを取り込むべきだろう。それが仮想世界で出会うユーザがコミュニケーションを行うとっかかりにもなる。
はてなブックマークから生成された「はてな新聞」をはてなワールドでユーザが読む未来、は遠いだろうが、はてなワールドが、他のサービスにおけるユーザ生成コンテンツで自己増殖するところになれば面白いと思う。
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当方が押しかけた当日 HUG Kyoto が開催されることを知り、山田聖裕さんに無理を言って当方も途中から参加させてもらいました。
とても雰囲気の良い集まりでしたが、一方ではてながただの「ローカル・ヒーロー」におさまってほしくはないな、と思ったりもしました。
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