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小田中直樹の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

他所(特にフランス)の過去を参照しながら、日本の「現在と未来」を考えるアクチュアルな論考。

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主流派たるアメリカと異なるモデルであるフランスは、ぼくらにとって有益な存在である。そして、だから、フランス出羽守には意味がある、と思うんだけどなあ。

2007年11月 5日 11:00

今日のフランス、ひろくはヨーロッパについて語るうえで、EUつまりヨーロッパ統合を避けて通ることはムリだろう。おもいっきりマジメに、EUについて考えてみたい。

2007年10月29日 11:00

フランスで1999年に法制化されたPACSによって、性別を問わず、いかなるカップルも、納税や相続などについて結婚に準じた権利を行使できるようになった。その眼目は同性愛者のカップルにも一定の法的な権利を保障することにある。

2007年10月22日 11:00

アタック(ATTAC)とは「市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション)」の略称である。1998年、パリで設立された。

2007年10月15日 11:00

フランスには、思わず「いよっ、アイデア勝負!!」と声をかけたくなるような事物が山ほどある。それらがとくに目につくのは、たとえば先端技術を応用する領域だろうか。

2007年10月 1日 11:00

結局のところ、学校を「他者理解や統合の場」なんて誉めそやし、多くを期待することは、本当は間違いなのかもしれない。学校をとりまく社会がかわらなければ、学校はかわらない、ということだ。

2007年9月24日 11:00

フランス革命前のフランスでは、上の身分は下の身分を蔑視し、下の身分は、上の身分に反発することなく、さらに下の身分を蔑視していた。この構図は「軽蔑の滝」とよばれているが、ミシュレ団地には「軽蔑の滝」移民バージョンが存在しているわけである。

2007年9月10日 11:00

フランスは2階級社会だが、ことパリでは、エリートと大衆はそもそも空間的に分離されているのだ。

2007年9月 3日 15:36

フランスは、エリートと大衆からなる、一種の「2階級社会」だ。両者は、学歴もちがうし、趣味もちがうし、使う言葉もちがう。

2007年8月27日 10:46

ぼくはナショナリズムをあおりたてるのは好きになれないが、でも、その力を軽視してはならないと思う。フランスの歴史は、そんなことを教えてくれる。

2007年8月20日 10:33

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小田中直樹の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

プロフィール

1963年生まれ。東北大学大学院経済学研究科教授。専攻は社会経済史。著書に『ライブ・経済学の歴史』『歴史学ってなんだ?』『フランス7つの謎』『日本の個人主義』『世界史の教室から』などがある。

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