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合原亮一の「電脳自然生活」

環境問題から生き方まで、地球ととことん付き合う方法論を模索する。

環境改善に手を付けたが、まさかイバラの道とは

2010年9月25日

真夏の夜の悪夢2題の最初へ

2番目の悪夢の最初へ

醤油漬けになったキーボードの復活には失敗してしまったが、交換用のキーボードが入手出来ることがわかった。1世代前のMacBook Airを借りて、マザーボードとSSDを入れ替えてみたら、無事起動してくれた。仮の姿とは言え、愛用のマシンが生き返ったわけだ。

また同じ事態に陥らないよう、まずバックアップを取る。次に4-5日分溜まったメールをダウンロードする。修理中の2日間はiPadからIMAPでアクセスしていたが、これで一安心。あとはキーボードを入手して入れ替えれるだけだが、オークションなので不確実だし、しばらく時間がかかる。

その間にわが家とマシンの環境を整備したいものだと思った。そもそもマシンにこだわらざるを得なくなったのは、SSDの内容をバックアップしていなかったから。週に1度はフルバックアップを取ることにしているのだが、出張などで1度取り損なうと、半月空いてしまう危険性がある。今回がまさにそのケースだった。

実はそんなことにならないよう、ずいぶん前にTime Capsuleという、簡単にバックアップが取れるらしいアップル製品を購入しているのだが、諸般の事情で使わないままになっていた。Mac OSにはTime Machineと言う、便利そうなバックアップツールがあり、Time Capsuleと組み合わせると、ノートパソコンでも意識しないうちにバックアップを取ってくれるらしい。

ただ、Time Capsule自体がクラッシュする危険性もある。そこで、これまたずいぶん前に、Time Capsuleに外付けする予定のハードディスクを買っておいた。ミラーリングしてくれるので、万一の場合にデータを失う危険性が小さい。結局Time Capsuleを使わず、このハードディスクに直接MacBook AirのSSDをバックアップしていたわけだが、毎回ケーブルでつながねばならないし、忘れないようにするのも大変で、それがバックアップ頻度の低下につながっていた。

Time MachineとTime Capsuleと組み合わせなら、無線LANで1時間ごとに自動で差分バックアップを取ってくれ、好きな過去に戻れると言う。ただ、毎時間バックアップを取るということは、バックアップ中に停電や雷で障害が起こる危険もある。それでは意味がないので、Time CapsuleとハードディスクにはUPSを入れておかなければ。なかなか道は長い。

会社に放置されている小さなUPSを見つけたので、理由を聞いてみたところ、バッテリーが古くなったが、メーカーがバッテリーを売ってくれないと言う。メーカーにサービスに出して交換してもらうしかないが、工賃を払うと新機種を買った方が安いとのこと。動作も少しおかしいので新品を購入したいと言う。

動作が不安定と言っても、バッテリーの容量が下がって電圧低下を起こしているのが原因ということが多い。普通なら、環境のことを考えて、少々高くても使える機械を使い続けろと言うところなのだが、業務でトラブっても困ったことになる。新品を購入してもらい、古いUPSは僕が有効活用すればいいだろう。

鉛シールバッテリーは互換製品もあるのが普通で、型番が分かれば入手出来る場合が多い。ネットで探すと、バッテリーメーカーのサイトで販売していた。ところが、1ロット10個で注文生産と言う。そういうわけにも行かないので、さらに探すと、楽天で売っているところがあった。在庫もあり1個から買えるのだが、よく見るとさっきのバッテリーメーカーが出店している。何だか不思議だが、とにかく注文して、到着を待つことにした。

続く
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プロフィール

川崎重工業人事部・川重米国本社CFOを経てガリレオに参加。ガリレオの業務の傍ら、環境問題、食糧問題に関心を持ち、「電脳自然生活」を目指して有機農業で米、野菜を作る。

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