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合原亮一の「電脳自然生活」

環境問題から生き方まで、地球ととことん付き合う方法論を模索する。

仕事にならないので、とりあえずの対策を取る

2010年9月23日

真夏の夜の悪夢2題の最初へ

2番目の悪夢の最初へ

MacBook Airの修理も2日目に入ってしまった。こんなことばかりしているわけにはいかないのだが、マシンがなければ仕事にならない。それなら新しいマシンを買うしかないわけだが、2年近く使っているのと同じマシンを買うのは抵抗があった。古い機種なら手元に2台あるのでMacBook AirのSSDを外付けの箱に入れ、そのデータを古いマシンで使うこともできる。ただ、スペック的に少し厳しいし、環境を整備するのにそれなりの時間がかかる。

MacBook Airを修理に出せば数万円はかかるだろう。それなら、ジャンクのMacBook Airを探して部品を交換すれば良いのでは。そう考えてネットオークションで探すと、ジャンクなら数万円で出ていることもあるようだ。動作品でも中古なら10万円程度で入手出来るようだ。

思わずジャンクに入札してしまう。しかしオークションを眺めているうちに、MacBook Air用のUSキーボードが、新品で1万円程度で出品されていることに気付いた。トッププレートとキーボードが一体になったものだ。これが新品で安心だが、既にジャンクの本体に入札してしまった。こちらを落札してしまったらそれで仕方ないが、誰かがより高い値段で入札してくれたら、USキーボードに入札し直したいところだ。

ただオークションだと、落札出来ても品物が届くまでに数日かかる可能性がある。その間の対策が必要だ。通販で買えないかざっと検索してみたが見つからなかった。会社にもう1台MacBook Airがあり、サブマシンとして使っているスタッフがいる。USキーボード入手までの数日間なら貸してもらえるかもしれない。

お願いしてみたら、貸してもらえることになった。ああ良かった。早速受け取って分解する。2回目なので手慣れたものだ。SSDだけ交換すれば問題なく動くだろう。早速SSDを交換したが、マザーボードにSSDを接続するコネクターがうまく刺さらない。こちらのMacBook Airは初期型で、醤油をがぶ飲みして気を失ってしまったMacBook Airは第2世代だが、何か違いがあるのだろうか。交換のために外したSSDを並べて見比べてみる(写真)。

ssd2.jpg

同じに見えるが、何となくコネクターの形が違う気が。マザーボードのコネクターを見比べてみる。下の写真がが初期型のマザーボード。真ん中(ファンの上)のコネクターがSSDをつなぐところだ。

ssd3.jpg

次の写真が醤油鯨飲MacBook Airのマザーボード。な、何とコネクターが小さくなっている。コネクターが違えば接続出来なくて当然。仕方ないのでマザーボードも交換することにする。良く見るとマザーボードの色も変わっている。マザーボードには沢山のコネクターがあるので、どれか一つでも変更になっていると組み立てることが出来ないので、ちょっと不安を感じる。

ssd4.jpg

幸いマザーボードは初期型MacBook Airに納まったが、マザーボードの交換にはバッテリーを外す必要があり、結局ほとんどのパーツを外して組み直すことになってしまった。無事全部のパーツが納まったので、電源を投入してみる。

無事起動してくれた。これで一安心。コネクタが違ったおかげで、SSDだけでなく、マザーボードにも異常がないことが確認出来たのは、怪我の功名といえそうだ。

発売して1年経たないうちに、外部記憶装置(今回はSSD)接続用のコネクターを変更するなどという姑息な修正が加えられた原因を調べてみたところ、インターフェースをパラレルからシリアルに変更したようだ。それでコネクタが小さくなっていたことも納得がいく。高速化しやすくなる変更なので、まあ仕方が無いか。

ジャンクMacBook Airのオークションは、より高値で入札してくれる人が現れたので、USキーボードをゲットする路線に変更する。複数在庫している、という業者に入札する。迅速に発送とのことで、一安心だ。これですぐに修理出来る。

続く

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プロフィール

川崎重工業人事部・川重米国本社CFOを経てガリレオに参加。ガリレオの業務の傍ら、環境問題、食糧問題に関心を持ち、「電脳自然生活」を目指して有機農業で米、野菜を作る。

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