このサイトは、2011年6月まで http://wiredvision.jp/ で公開されていたWIRED VISIONのコンテンツをアーカイブとして公開しているサイトです。

高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

アートと技術、オーディオビジュアル、メディアをめぐる話題をピックアップ

9分の未公開シーンが追加された『アバター<特別編>』

2010年10月15日

avatar-special-main.jpg
(C) 2010 Twentieth Century Fox

10月14日に109シネマズ川崎IMAXデジタルシアターで開催された試写会イベントで、『アバター<特別編>』IMAX-3D版を鑑賞してきた。オリジナル版を最後に観たのが同じIMAXシアターだったせいもあって、衛星パンドラの世界がスクリーンに広がると、何やら「帰ってきた」という感覚になるから不思議なものだ。

さて今回の特別編には、6つの未公開シーン、時間にして約9分の映像が追加されている。6シーンのうち5つを以下で簡単に紹介しよう。

新たな生物
ジェイク、ノーム、グレースがアバターとなってガンシップに乗り込み、初めてパンドラのジャングルに向かって飛んでいるとき、湖で巨大な動物の群れと遭遇する。

グレース博士の携わった学校
ガンシップからジャングルに降り立ったあと、ジェイクら3人は、ジャングルの中に建てられ今は廃屋となっている学校に立ち寄る。ここで、ジェイクがパンドラに来る前の人間とナヴィの歴史がしばし語られる。

ナヴィの狩り
ジェイクがイクラン(翼竜)とつながった後、若きナヴィたちが狩りを行う。(上の画像)

ジェイクとネイティリのロマンス
オリジナル版公開時から一部で話題になっていた、ジェイクとネイティリが愛を交わすシーン。

炎上するブルドーザー
ブルドーザーがジャングルの破壊を開始するシーンのあとで、ナヴィの反撃により炎上したブルドーザーなどの海兵隊側の被害状況が描かれる。

以上に加え、終盤で第6の重要なシーンがあるのだが、この記事では伏せておく。追加された中でもとりわけ感動的な場面なので、これからご覧になる方にはぜひその"出来事"を登場人物らとともに目撃する気分で臨んでいただきたい。

なお、IMAXの3Dメガネはスポーティーなデザインに変わり、装着感も改善されたように感じた。IMAXデジタルシアターが現在4館(川崎、菖蒲、箕面、名古屋)で、11月には南町田の109シネマズグランベリーモールに5館目がオープンする。多くの映画ファンが身近にIMAX版の作品を楽しめるよう、これからも順調に導入館が増えることを期待したい。

[作品情報]
『アバター<特別編>』
10月16日(土)全国の3D劇場にてロードショー!
公式サイト:http://www.avatarmovie.jp
20世紀フォックス映画 配給
(C) 2010 Twentieth Century Fox

『アバター <特別編>』IMAX-3D版 (109シネマズ)


『アバター<特別編>』の英語版予告編。(YouTubeのofficialavatarチャンネルより)

フィードを登録する

前の記事

次の記事

高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

プロフィール

フリーランスのライター、翻訳者としての活動を経て、2010年3月、ウェブ・メディア・地域事業を手がける(株)コメディアの代表取締役に。多摩地域情報サイト「たまプレ!」編集長。ウェブ媒体などへの寄稿も映画評を中心に継続している。

過去の記事

月間アーカイブ