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高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

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3D映画特集(3):邦画の3D作品と、日本アニメ等の3D映画化

2009年8月10日

(2)から続く

今後公開される邦画の3D作品

邦画初のデジタル3D実写長編映画となる『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』。『呪怨』の世界的ヒットを受けハリウッドで製作されたリメイク『THE JUON/呪怨』も自らメガホンを取った清水崇監督による、3年ぶりの新作としても注目が集まる。公開日は10月17日で、この日は『ファイナル・デッドサーキット 3D』も封切られる。国内で新作3D映画が同日に2本封切られるのも過去に例がなく、「日米ホラー3D映画対決」としても話題を呼びそうだ。

年内はほかに、10月3日から『とびだす!3D東映アニメまつり』と題して、「きかんしゃやえもん」「デジモンアドベンチャー3D デジモングランプリ!」「デジモンセイバーズ3D デジタルワールド危機イッパツ!」「ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎の幽霊電車」の3Dアニメが4本立てで公開。

来年の作品では、特撮ドラマの映画化『牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~』の公開が予定されている。

日本アニメ、漫画、ゲームのハリウッド3D映画化

カプコンのビデオゲーム『バイオハザード』を基にした同名の実写映画シリーズの最新作『Resident Evil: Afterlife』(原題)が、3D映画として2010年9月17日に公開される予定。同シリーズはすでに3本が製作されているが、『Afterlife』は新三部作の第1弾になるという。

ジェイムズ・キャメロン監督は今年12月公開の『アバター』のあと、木城ゆきと作の漫画『銃夢』の3D実写映画化『Battle Angel』に取りかかる。また、スティーヴン・スピルバーグとドリームワークスが士郎正宗作『攻殻機動隊』の実写映画権を獲得し、3D映画『Ghost in the Shell』として製作する。いずれも公開予定は2011年。

また、以前に当ブログで伝えた通り、今年10月に2D版で公開される『ATOM』(手塚治虫作『鉄腕アトム』のCGアニメ映画化、原題『Astro Boy』)も、来年以降3Dバージョンが公開される可能性がある。ただし、製作のImagi Animation Studios社はハリウッドにも拠点を持つが親会社は香港にあるので、『ATOM』は純粋な「ハリウッド映画」ではない。

(4)に続く

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プロフィール

フリーランスのライター、翻訳者としての活動を経て、2010年3月、ウェブ・メディア・地域事業を手がける(株)コメディアの代表取締役に。多摩地域情報サイト「たまプレ!」編集長。ウェブ媒体などへの寄稿も映画評を中心に継続している。

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