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高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

アートと技術、オーディオビジュアル、メディアをめぐる話題をピックアップ

『週刊朝日』から取材--『1Q84』記事で

2009年6月 9日

 本日(6/9)発売の『週刊朝日』(2009年6月19日号)に「村上春樹『1Q84』を先読み、深読み、斜め読み」という記事がありまして、この中に不肖・高森のコメントが載っています。作家の古田日出男氏、文芸評論家の清水良典氏、文学研究者・翻訳家の沼野充義氏といった著名な方々にまじって大変おそれおおいですが、文学者ではない、一人の春樹ファンとしての感想という要素で加えていただいたのかなという気もします。

 同誌の今田俊記者から先週電話で取材を受けまして、記事中では言及されていないものの、当ブログの「『1Q84』はBOOK2で完結したのか」を見て連絡をくださったという話でした。物書きの端くれとして、書いた文章に具体的なリアクションがあるというのは嬉しいものですね。読了直後にあのエントリを書いてから何日かぐずぐずと「村上さんが出した問い」と「解」について考えていて、そのことを電話でかなり熱く語ったところ、きちんと拾っていただいたのも有り難かったです。

 各氏のさまざまな視点からの意見、村上作品に関するデータなど、興味深い情報が2ページにぴしっとまとまっています。『1Q84』を読んだ方はもちろん、未読だけど気になっている、という方にもおすすめです。

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プロフィール

フリーランスのライター、翻訳者としての活動を経て、2010年3月、ウェブ・メディア・地域事業を手がける(株)コメディアの代表取締役に。多摩地域情報サイト「たまプレ!」編集長。ウェブ媒体などへの寄稿も映画評を中心に継続している。

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