D・バーンとB・イーノの最新アルバム、ウィジェットで全曲ストリーム配信
2008年8月20日
デイヴィッド・バーンかブライアン・イーノのどちらか(または両方)が好きで、自前のブログを持っている人なら、もうこのウィジェットは貼るしかないでしょう。2人の共作としては『My Life In The Bush Of Ghosts』(1981年)以来27年ぶりとなる最新アルバム『Everything That Happens Will Happen Today』。11月30日のCD発売に先駆け、ストリーミングで全11曲をフル再生できるウィジェットが公開されました(右下のEmbed/ShareをクリックしてからEmbedの下のCopyをクリックで埋め込み用のコードを取得できます)。
全体的には意外にもフォーク調の曲が多い印象ですが(本家ワイアードの記事では1曲目の『Home』のメロディーがサイモン&ガーファンクルの『Homeward Bound』と『Sounds of Silence』に似ていると書いている。確かに)、個人的なお薦めは3曲目の『I Feel My Stuff』。イントロの細かなパッセージのピアノが途中でポリリズムっぽく繰り返されるあたりや、後半から出てくるエレキギターとシンセのかっこいいリフがボーカルの裏メロになってからむところなど、ドラマティックで壮大な構成にシビレます。この曲が一番2人のコラボを実感させてくれるかも。
ダウンロード販売はすでに始まっていて、こちらのページから購入できます。デジタル曲のみ(8.99ドル)、デジタル+CD(11.99ドル)、デラックスパッケージ(69.99ドル)の3通りで、いずれもオプションでロスレスフォーマットのFLAC形式のファイルも入手可能。
先月取り上げたスティーヴン・キングの新作を配信するウィジェットもそうですが、各界の大御所アーティストが率先して作品リリースにウェブの新しい活用を試みる姿勢は、ファンにとどまらず多くのネットユーザーに支持されるのではないでしょうか。
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高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」
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