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白田秀彰の「現実デバッグ」

社会システムのコーディングし直しを考えてみる。

2008年1月

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法律解釈者の仕事は、ずいぶん孤独で辛いものになりそうだ。これに耐えられる人材を確保し養成する仕組みを想定しなければならない。

2008年1月31日 11:00

現在「司法」と呼ばれている領域もまた、「人間にやらせないといけない仕事」に該当する。ここで私は、紛争調停者と法律解釈者という二つの職能を設定したい。私が「司法」と呼ばれる領域の仕事を二つに分けるのには、その両者の仕事が相反する能力を要求するからだ。

2008年1月23日 10:00

前回の記事「法律実行者 (公務員)」に対していろいろとツッ込みが入っているので、お応えしておこうと思う。もちろん、行政法分野の解釈については、彼のほうが圧倒的に正確かもしれない。が、私は、この連載においてそうした「現在の解釈」を突破しようとしているのだ。

2008年1月16日 01:30

原理原則から考えるに、行政こそ機械化するのに適切な部門だ。たとえば、申請を受け取る、事務を定型的に処理する、許認可を行う、国民や市民の個人情報を収集管理する... などの定型的行為は、その判断にブレや誤りがある人間がそもそもやるべき仕事ではない。

2008年1月 9日 11:00

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白田秀彰の「現実デバッグ」

プロフィール

1968年生まれ。法政大学社会学部准教授。専門は情報法、知的財産権法。著書にHotwired Japan連載をまとめた『インターネットの法と慣習』などがある。MIAU発起人。HPは、こちら

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