iPhone 3GSのビデオ機能活用のために、充電機能付きグリップを自作する
2009年8月 6日
(これまでの 大谷和利の「General Gadgets」はこちら)
ハンディビデオスタイルでの撮影に対応
iPhone 3GSでは、3Gに比べて様々な機能強化が行われた。便利に感じるところは人それぞれと思うが、YouTubeへのiPhoneからの投稿が大幅に増加中ということからは、ビデオ撮影機能や動画の簡易編集(トリミング)機能に惹かれたユーザーの数はかなりに上るものと考えられる。
しかし、静止画の撮影は一瞬で済むのに対し、ビデオ撮影は多少長めになる傾向があり、iPhone自体を直接手で持つのでは手ぶれが起こりやすく、またバッテリーの消費量も心配になる。
そこで、手近な材料を使って、充電も可能なビデオ撮影用グリップを作ることにした。
固定の確実さ、脱着の容易さ、デザインの良さなどを考慮して用意したのは、パワーサポート製エアジャケット、Linkage製ACアダプタ兼リチウムイオン充電池、ケーブル類、合成皮革風粘着シートなどである。
Linkage製充電池は、筐体の過剰なグラフィックデザインが気になるが、ACアダプタとしても使える機能性や、重量が比較的軽いこと、リーズナブルな価格などから選択したもの。
グリップとして利用するため、幅が極端に広くないことも選択基準の1つだった。
当初は、iPhone側とグリップの接続(合体)に、ドックコネクタを利用することを考えていたが、そうなると別の金具などのパーツも必要となり、加工の簡便さやデザイン的なスマートさが損なわれる可能性が高い。
しばし考えるうちに、コンセントプラグを利用することを思いつき、そこから材料集めや工作が一気に進んだ。
グリップの合体位置は、中央でも良かったのだが、片手でグリップを握ったままシャッターボタンの操作を行いたかったので、スクリーンに向かって右側にオフセットするようにした。
持ち運ぶときは簡単に分解でき、しかも、ビデオ撮影を行わないときにも、普通にiPhone用の外部電源としても利用できるので、一石二鳥である。
もちろん、本来の目的であるビデオ撮影も、安定して長時間行える。今後、iPhone用の充電池メーカーは、このような機能性を付加価値として付けると、より多くのユーザーにアピールできるのではないかと思う。
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