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合原亮一の「電脳自然生活」

環境問題から生き方まで、地球ととことん付き合う方法論を模索する。

福島第一原発の状態推移

2011年3月18日

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情報を整理したいと思ってまとめています。

公開情報からの整理です。時間の関係で24時間以上前のものが多いので、最新情報ではありません。発表時間は参照した資料からですが、それより前に公開されたものも含まれているので、初報とは限りません。事態の推移が早く、追加が追いついていませんがご容赦を。間違いがあればご指摘いただければ修正します。


●福島第一原発全体
 15日10:59オフサイトセンターに避難命令(官邸15日17時)
 MP4で500μSv/hを超える線量を測定したことから、「敷地境界放射線量以上上昇」に該当すると判断(官邸15日10時)
 15日6:50、583.7uSV/h(官邸15日17時)
 15日2:40、105.4uSV/h(官邸15日17時)
 15日2:40、105.4uSV/h(官邸15日17時)
 15日2:00、120.2uSV/h(官邸15日17時)
 15日1:00、150.3uSV/h(官邸15日17時)
 14日23:30、216uSV/h(官邸15日17時)
 14日22:23、3200uSV/h(官邸15日17時)
 14日20:20、5.4uSV/h(官邸15日17時)
 14日14:30、231.1uSV/h(官邸15日17時)
 14日11:37、50uSV/h(官邸15日17時)
 14日10:50、261uSV/h(官邸15日17時)
 14日9:12MP3で518.7μSv/hを測定したことから、「敷地境界放射線量異常上昇」に該当すると判断(官邸15日17時)
 14日8:20福島第二で活動中の給水車7両を第一原発に振り替え、給水を実施する。(官邸15日10時)
 14日4:08、56.4uSV/h(官邸15日17時)
 14日3:50、680uSV/h(官邸15日17時)
 14日2:50、66.3uSV/h(官邸15日17時)
 14日2:20、751.2uSV/h(官邸15日17時)
 14日0:40、410uSV/h(官邸15日17時)
 13日22:40、430uSV/h(官邸15日17時)
 13日14:42、184.1uSV/h(官邸15日17時)
 13日13:52、1557.5uSV/h(官邸15日17時)
 13日13:50敷地境界905uSV/h(官邸15日17時)
 13日11:18、52.8uSV/h(官邸15日17時)
 13日9:34、68.6uSV/h(官邸15日17時)
 13日9:00、143.5uSV/h(官邸15日17時)
 13日8:56に放射線量が500μSv/hを越えたことから、原災法15条事象が発生したと判断(官邸15日10時)
 13日8:33、1204.2uSV/h(官邸15日17時)
 13日8:21、698uSV/h(官邸15日17時)
 12日14:40爆発により敷地境界放射線量が1015uSV/hに異常上昇(官邸15日17時)

・1号機

 14日1:00汲み上げ箇所の海水が少なくなったことから、海水注入を停止。(官邸15日10時)
 13日8:55海水+ホウ酸1m^3/min注入中。炉水位(A) ダウンスケール(B)-1700mm(計器指示の正確性は不明)
 格納容器は破損してないことを確認(官房長官発言12日20:41)
 12日20:20消火系ラインを使用して、海水による原子炉への注水を開始・今後は、バルブピットにホウ酸を注入し、海水と混ぜて原子炉内へ注入(官邸15日10時)
 12日16:17に放射線量が500μSv/hを超えたことから、原災法15条事象が発生したと判断(官邸15日10時)
 12日15:28直下型の大きな揺れが発生。1号機と2号機の間で大きな爆発あり、白煙発生。(官邸15日10時)
 12日14:49周辺で放射性物質セシウムが検出されたと報道(官邸15日10時)
 12日14:00バルブ開放、14:30圧力低下(0.75MPa→0.67MPa)(官邸15日10時)
 12日10:04〜18:30 1号機の核燃料の一部が一時水面上に露出(官邸15日10時)
10:04 -50cm
11:20 -90cm
12:05 -150cm
15:28 -170cm
18:30 ダウンスケール
 12日13:38に燃料が170センチ水面上に露出(官邸12日14時)
 炉格納容器内の圧力を降下させる操作を実施中(東電12日午前11時)
 原子炉水位が低くなってきており、注水を順次実施(東電12日午前11時)
 非常用復水器が現在は停止(東電12日午前11時)
 12日9:07に放出開始(官邸12日10時)
 格納容器内圧を下げるため蒸気を放出(原子力安全・保安院午前9時30分)
 3月12日7:45、10km圏内に避難指示(原子力安全・保安院午前9時30分)
 12日4:55発電所構内で放射線量上昇(官邸15日17時)
 12日1:57タービン建屋内で放射線量上昇(官邸12日8時)
 屋外への放射能漏れ(東電12日午前6時10分)の原因と思われる
 地震当初からタービン建屋で放射能漏れ

・2号機
 15日13:00原子炉圧力0.608MPa、水位-1700mm(官邸15日17時)
 15日11:25原子炉圧力0.27MPa、水位-1200mm(官邸15日17時)
 15日8:25建屋5階付近から白い煙を確認(官邸15日17時)
 15日6:42サブレッションプールに一部欠損がある模様(官房長官会見)(官邸15日10時)
 15日6:14圧力抑制室付近で異音が発生し、同室内の圧力が低下、同室で何らかの異常が発生(官邸15日10時)
 15日3:00ドライウェル圧力が設計圧力を超えたことから、減圧操作及び注水操作を試みるも、まだ減圧しきれていない(官邸15日10時)
 14日18:22原子炉水位が-3700mmに到達し、燃料全体が露出したと判断した(官邸15日10時)
 14日18:06逃がし安全弁を開放したところ、水位が-1500mm→-1100mmに回復。原子炉圧力が5.4MPaのため、海水注入は実施していない。(官邸15日10時)
 14日16:34原子炉の減圧操作を行うとともに、海水の注入作業を実施。(原子炉水位0mm(燃料域)、原子炉圧力:6.99MPa、格納容器圧力:0.42MPa)(官邸15日10時)
 14日13:25原子炉水位の低下を受けて「原子炉冷却機能喪失」と判断した(官邸15日10時)
 14日11:01原子力建屋パネル開放(水素対応)(官邸15日10時)
 13日12:18ベント開放の準備。開放時の被ばく評価を実施中(官邸15日10時)
 原子炉格納容器内の圧力を降下させる操作の準備を行っています(東電12日午前11時)
 原子炉隔離時冷却系で原子炉に注水中(東電12日午前11時)
 現在、原子炉水位は通常より低い(東電12日午前11時)
 当初危険性が高いと思われていた2号機は、水位低下が想定より少なかったことや、原子炉隔離時冷却系が動いていたことが分かったりして

・3号機
 15日11:30原子炉圧力0.249MPa、水位(A)-1900mm(官邸15日17時)
 15日6:14煙が出ている。(官邸15日10時)
 14日13:00爆発の影響で注入ラインが損傷している可能性あり(官邸15日10時)
 14日11:01爆発発生。 11:15東京電力によれば、3号機の爆発は1号機で発生したものと同じ事象。格納容と圧力容器は健全。(風は無風、上空の風向きは西または南西)(官邸15日10時)
 14日8:20圧力の水位が上昇したことから、予定していたベントを見合わせ、圧力容器の注水を再度継続することとした。(官邸15日10時)
 14日ドライウェル圧力が超過していることから、格納容積圧力異常「昇」に該当と判断。原子炉格納容器の最高使用圧力許容範囲をこえたため、ベント作業を行う予定。今回のベントは今までの放射線量の100倍程度になる見込み。(官邸15日10時)
 14日3:20海水注入再開(官邸15日10時)
 14日1:00汲み上げ箇所の海水が少なくなったことから、海水注入を停止。(官邸15日10時)
 13日15:00長時間にわたり圧力容器の水位が上昇していない状況や、建屋内の線量が上昇している状況を踏まえると、3月12日に1号機で発生した事象と同じ事が起こる可能性が否定できないため、未然防止施策を検討中。(官邸15日10時)
 13日13:12海水注入開始(官邸15日10時)
 13日12:18ベントが何らかの原因で閉まったため、ベントが使えない状態。14日6:15復旧済み)(官邸15日10時)
 13日9:38消火系ラインによる注水開始(官邸15日10時)
 13日9:20ベント開放(官邸15日10時)
 13日9:08SR弁による炉圧力の急速減圧(原子炉水位:+1800mm、原子炉圧力:0.46MPa)
 消火系ラインによる原子炉内への注水を開始(官邸15日10時)
 13日5:10非常用炉心冷却装置注水不能(原災法15条報告事象)
 ※降圧注水系が停止したため、原子炉隔離時冷却系による注水を実施するも、同系が起動せず。
 ベントを開放し圧力を降下させる措置の準備中。(官邸15日10時)
 13日4:15有効燃料棒頭頂部まで水が減少(官邸15日10時)
 13日2:44降圧注入系が停止(官邸15日10時)
 原子炉格納容器内の圧力を降下させる操作の準備を行っています(東電12日午前11時)
 原子炉隔離時冷却系で原子炉に注水中(東電12日午前11時)
 原子炉格納容器内での冷却材漏洩はないと考えている(東電12日午前11時)

・4号機
 15日12:29鎮火を外から確認(官邸15日17時)
 15日11:00見た目は火災が鎮火(官邸15日17時)
 15日10:21火災の件について、原子炉建屋4階北西には原子炉再循環電動機駆動装置が設置されている。現在、米軍及び自衛隊による消火活動が行われる予定。(官邸15日10時)
 15日10:01消火について経済産業省から米軍に依頼(官邸15日17時)
 15日9:38原子炉建屋3階北西付近より火災が発生していることを確認し、消防へ通報(官邸15日17時)
 15日6:56建屋の上が変形した模様(官邸15日10時)
 15日6:14音がして壁に穴が開いた(官邸15日10時)

・5号機、6号機
 ベント時の水素対応のため、原子炉建屋外側の壁パネルの解放を検討(官邸15日10時)


●福島第二原発
 外部への放射能の影響は確認されておりません(東電12日午前10時)
 3月12日7:45半径3km圏内避難、半径10km圏内屋内待避指示(原子力安全・保安院午前9時30分)
 14日8:20福島第二で活動中の給水車7両を第一原発に振り替え、給水を実施する(官邸15日10時)
 14日10:27陸自・空自がタンク車により冷却水を注入実施(官邸15日10時)

・1号機
 14日19:00冷温停止中を確認(官邸15日10時)
 14日13:40冷温停止(官邸15日10時)
 14日1:24原子炉冷却機能の復旧作業が完了し冷却開始(官邸15日10時)
 外部電源は受電有(東電12日午前10時)
 原子炉隔離時冷却系で注水していたが、12日午前3時48分復水補給水系での注水を開始(東電12日午前10時)
 現時点で原子炉格納容器内での冷却材漏洩はないと考えている(東電12日午前10時)
 12日午前5時22分に圧力抑制室の温度が100度を超え圧力抑制機能喪失(東電12日午前10時)
 原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)の準備中(東電12日午前10時)
 3月12日5:22原子力災害対策特別措置法第15条通報(原子力安全・保安院午前9時30分)
 11日17:35原子炉冷却材漏洩

・2号機
 14日19:00冷温停止中を確認
 原子炉の平均水温が平均して100℃を下回ったことから、原災法第15条第1項特定事象からの復帰を判断(官邸15日10時)
 14日14:20冷温停止(官邸15日10時)
 14日7:13原子炉冷却機能の復旧作業が完了し冷却開始(官邸15日10時)
 外部電源は受電有(東電12日午前10時)
 原子炉隔離時冷却系で注水していたが、12日午前4時50分復水補給水系での注水を開始(東電12日午前10時)
 原子炉格納容器内での冷却材漏洩はないと考えている(東電12日午前10時)
 12日午前5時32分に圧力抑制室の温度が100度を超え圧力抑制機能喪失(東電12日午前10時)
 原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)の準備中(東電12日午前10時)
 3月12日5:32原子力災害対策特別措置法第15条通報(原子力安全・保安院午前9時30分)

・3号機
 12日12:15冷温停止(安全な状態)(官邸15日10時)
 外部電源は受電有(東電12日午前10時)
 原子炉隔離時冷却系は停止中。現在復水補給水系で注水中(東電12日午前10時)
 原子炉格納容器内での冷却材漏洩はないと考えている(東電12日午前10時)
 原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)の準備中(東電12日午前10時)
 11日18:33津波で海水ポンプの起動が確認できず10条通報(官邸11日23:30)

・4号機
 15日7:15冷温停止(官邸15日10時)
 14日15:47冷却開始(官邸15日10時)
 原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)の準備中(東電12日午前10時)
 3月12日6:07原子力災害対策特別措置法第15条通報(原子力安全・保安院午前9時30分)
 社員2名がタービン建屋で行方不明(東電12日午前10時)
 外部電源は受電有(東電12日午前10時)
 原子炉隔離時冷却系は停止中。現在復水補給水系で注水中(東電12日午前10時)
 原子炉格納容器内での冷却材漏洩はないと考えている(東電12日午前10時)
 12日午前6時07分に圧力抑制室の温度が100度を超え圧力抑制機能喪失(東電12日午前10時)
 11日18:33津波で海水ポンプの起動が確認できず10条通報(官邸11日23:30)


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プロフィール

川崎重工業人事部・川重米国本社CFOを経てガリレオに参加。ガリレオの業務の傍ら、環境問題、食糧問題に関心を持ち、「電脳自然生活」を目指して有機農業で米、野菜を作る。

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