「リストラちゃん」と「萌え」調査レポート
2009年1月 7日
本日の記事「「ソニーの大規模なリストラ策」と「リストラちゃん」」で登場した「リストラちゃん」ですが、これはもともと、どこかに存在したメイドのイラストをChris Cohlerが勝手に改作したものではと思います。
元の画像のクレジットを注記として付けようと思ったのですが、Googleの画像検索で「メイド」を探してみたところ、あまりに多くのメイド画像があり、10ページくらいまで閲覧したところで挫折してしまいました。読者の方で、元の画像の作者がわかる方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
[更新:確認できたわけではないですが、はてなブックマークのコメントによると、「まほろまてぃっく」のようですね。なお、米国やフランスではパロディは著作権侵害でないという解釈が主流で、日本ではグレーな領域のようです。今後の展開によっては、翻訳記事にある画像は取り下げる可能性があります]
Chris Cohlerは2007年9月に、「メイドカフェ初体験レポート」も書いています。「最初は理解するのが難しいが、数分も店にいるとメイドカフェの魅力が明らかになった」そうです。
「メイド萌え」については、wikipediaが異様に詳しく解説しています。「いわゆるオタク的な狭義のサブカルチャーの文脈のみにとどまらず、それこそ戦前からより広範なサブカルチャーの一環として存在していた。古くは純文学者の太宰治がカフェの女給に惹かれ、また帝国海軍が士官クラブの女給にメイド様(よう)のコスチューム(エプロンドレス)を採用した例などがあげられる」そうです。
コスプレ用メイド服。Wikimedia Commons
ところで、「リストラちゃん」記事の中には「萌え」の部分にリンクがありますが、これは英語版Wikipedia「Moe」へのリンクです。(英語版Wikipediaには、2ちゃんねるで毎年開催されているという「アニメ最萌トーナメント」の項目もあります。)
Wikipediaによると、日本の「オタク市場」は2003年に2900億円の規模だったが、そのうち「萌え」市場は3分の1(880億円)を占めたそうです(ソースは、Hamagin Research Instituteの調査を紹介するAnime News Networkの記事。「萌え」市場とは、萌えキャラが登場する各種メディアやゲームの市場であり、「萌え市場の主流派は独身30代男性」と同記事は解説しています)
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