高すぎる携帯電話と280円牛丼の再登場
2009年12月 9日
(これまでの 荒川曜子の「それはWeb調査から始まった」はこちら)
デフレ懸念喧しい今日この頃ですが、安くモノが買えるのを素直に喜べないなんて、私も大人になったなと思います。色んなものの価格が破壊され続けていますが、過去10年間くらいで価格が上がったものもありますね。象徴的には携帯電話と牛丼でしょうか。携帯、0円でしたね。牛丼は280円だったということで、この値段では相対的にカップラーメンなどが割高に感じられたことでしょう。とか書きながら調べてみたら、また登場するのですね、280円牛丼。今度はすき家が280円です。
12月3日、インターネットコムに携帯電話の価格についてのアンケート調査結果が載っていました。実に7割近くの人が、現在の携帯電話端末価格について「高すぎる」と感じています。今年5月の調査で「高すぎる」と回答した人は62.5%だったということなので、増えているといえなくもありません。携帯電話の新販売方式の開始からちょうど2年くらいが経過していますので、真剣に買換えを検討しはじめ、実際の価格に改めて驚いている人もいるかと思います。
一度下がった価格の上昇というのは、なかなかに受け入れがたいものです。そのものを利用したり手にしたりすることで得る価値と、値段とのバランスを、自分なりに考えることは大切ですが難しいですね。「価格が分からない、判断できない」と回答した人が約5%ですが、買い物をするとき、このように「価格が分からない」と感じることが特に最近、結構あるように思います。1000円しないジーパンとか。
購入希望者が欲しい商品の要件・購入金額などを提示する逆オークションは、一部のジャンルを除いてなかなか浸透(というか登場)しませんが、購入者が適正価格を考えるためのツールとしても、もっと活用されていいのかなと思います。購入者が価格を自由に設定する販売方法(思い出せる例では、音楽コンテンツ、ライブ、旅館、レストランなど…)も面白いですね。
11月24日には、ヤフー・バリュー・インサイトから「非耐久消費財における消費者の価格観に関する意識調査」がリリースされていました。缶コーヒー、ポテトチップスなどについて、品目・男女別に購買可能/最低/最高/妥当の4つの価格帯の回答分布、最適価格帯が見られます。
プレスリリースでは性別や購入チャネルからくる価格観の相違などについても解説があります。ご参考までに。
荒川曜子の「それはWeb調査から始まった」
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