来年には米国ネットユーザーの10人に1人がTwitterを使う?
2009年5月12日
(これまでの 荒川曜子の「それはWeb調査から始まった」はこちら)
豚インフルエンザをどの程度深刻に受け止めればいいのか判断がつかない昨今ですが、Twitterでは随分話題となっている(Twitter投稿の2%を豚インフルエンザが占めたそうです。ブログでは1%)模様です。米国では政府もTwitterで豚インフルエンザに関する情報を配信しているようですね。Twitterについて、先月28日に米国の調査会社eMarketerから成長予測が発表されました。
Twitterを月1回は利用するユーザーの数は2008年に600万人で全インターネットユーザーの3.8%、2010年にはその数が1810万人になってネットユーザーに占める割合は10.8%に達するということです。eMarketerのまとめた各社調査によるTwitterのユニークユーザ数の伸びは確かにすごい勢いではあります。(前年比10倍とか?)
米国の調査機関 Pew Internet & American Life Projectの調査によれば、2008年12月時点で米国のインターネットユーザーの11%が、Twitterのようなオンラインステータス共有サービスを利用しているとのことです。年齢層としては、18〜34歳のユーザーでの利用率がおよそ2割で、35〜44歳で1割、45〜54歳で5%、55〜64歳で4%、65歳以上で2%となっています。この調査では、Twitterユーザー像として、(ネットユーザー全体の平均よりも)携帯電話でのネット利用やワイヤレス環境でのネット利用率が高く、オンラインでのニュース閲覧及びモバイルからのニュース閲覧率が高いという数字が示されています。
確かにTwitterのようなサービスは、四六時中(意識的には24時間絶え間なく)使うのが醍醐味のように見えるので、モバイル機器との親和性は高そうですね。他にはブログもTwitterユーザーの方が閲覧しているなどの結果も。
デジタルでオンラインでモバイルも・・・という調査結果は、(私の中に勝手にある)米国のTwitter(コア)ユーザー=結構な情報ジャンキーというイメージにぴったりです。が、今後Twitterユーザー数が拡大していくといっても、そういう情報接触態度の人が増えるということとイコールではなさそうに感じます。全体で見れば、まだまだ情報接触は加速傾向なのでしょうか? 今後も利用動向などが気になりますね。
荒川曜子の「それはWeb調査から始まった」
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