このサイトは、2011年6月まで http://wiredvision.jp/ で公開されていたWIRED VISIONのコンテンツをアーカイブとして公開しているサイトです。

高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

アートと技術、オーディオビジュアル、メディアをめぐる話題をピックアップ

【更新】暗号めいたiTunes予告、答えはビートルズ!

2010年11月16日

プロモーション上手は相変わらずだが、米Apple社が現在自社サイトのトップページで予告している「iTunesからの特別な発表」が話題だ。「特別な発表をここで行います。お見逃しなく。」と書かれた下に、カリフォルニア午前7時、ニューヨーク午前10時、ロンドン午後3時、そして東京深夜12時をそれぞれ示すアナログ時計の絵が並んでいる。

メインコピーは、日本語サイトでは「明日、いつもと同じ一日が、忘れられない一日になります。」だが、本家の米国サイトなど英語圏では"Tomorrow is just another day. That you'll never forget." と記されている。

これらの限られた情報から、たとえばBillboard.comは、月額定額制のストリーミングサービスの開始、無料試聴の30秒から90秒への延長など他の6つの候補とともに、これまで実現していなかったビートルズの楽曲のデジタル配信がようやく開始される可能性を挙げている。その根拠の1つは、コピーに含まれるフレーズと一致する『Another Day』というポール・マッカートニーの曲があり、ソロ名義ではあるが、バンド解散前の『Let it Be』の頃に書かれたナンバーだということを指摘している(この曲のサビ部分の歌詞も"Du du du du du du, it's just another day"という繰り返しで、件のコピーとも近い)。

また、多くのニューサイトで指摘されているのは、別々の時刻を示す4つの時計が、ビートルズのメンバー4人が手旗信号のポーズを取るアルバム『HELP!』のジャケットを想起させるというもの。以下の画像はCNET Newsからの転載。

itunes+help.jpg

(ちなみにこのポーズ、これまで「HELP」の4文字を示すものだとどこかで読んだ気がしていたが、念のため調べてみると、Wikipedia英語版に「ジャケット撮影の直前までそのつもりだったが、見た目に良くなかったので、「NUJV」という形のポーズに急遽変更した」という写真家の発言が引かれていた。)

さて、その後の各社報道を眺めると、どうやらビートルズ楽曲のデジタル配信という線は、Apple社とビートルズ側との契約に詳しい情報源により、ほぼ確実になった模様だ。いずれにしろ、このブログ記事を書いているのは午後8時前なので、あと4時間少々で暗号の答が明かされることになる。

[17日0時30分更新]
各社報道の通り、やはりiTunesでビートルズ楽曲のダウンロード販売開始、が正解だった。日本サイトでは、「ビートルズ13枚すべてのオリジナルスタジオアルバムの中から、好きな曲を手に入れましょう。Box Setも購入できます。」と書かれており、1曲200円、ボックスセットは2万3000円。アルバムはざっと見たところ通常2000円、2枚組が3000円のようだ。
beatles-itunes.jpg

フィードを登録する

前の記事

次の記事

高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

プロフィール

フリーランスのライター、翻訳者としての活動を経て、2010年3月、ウェブ・メディア・地域事業を手がける(株)コメディアの代表取締役に。多摩地域情報サイト「たまプレ!」編集長。ウェブ媒体などへの寄稿も映画評を中心に継続している。

過去の記事

月間アーカイブ