『トロン:レガシー』7分間の特別映像で3Dの進化を実感
2010年9月 3日
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9月2日、ディズニー試写室にて『トロン:レガシー』を7分間だけ観てきた。本作は12月17日世界同時公開で、現在はなお制作が進行中。米国で6月開催のコミック・コンベンション(コミコン)で初公開され絶賛された特別映像が、日本でも試写で鑑賞できると聞いてしまった以上見逃すわけにはいかない。
で、7分間はさすがに物足りなかったが、それでも『アバター』で使用された3D制作システムをさらに改良した最新技術が使われたというだけあって、手前の被写体から奥の背景まですっきりとクリアに見通せる奥行き感が美しく、思わず恍惚となってしまう。CGで構築されたバーチャル空間の巨大建築物やクールなインテリアデザインと3Dとの相性もいい。
やはりVFXを駆使したアクションシーンでは、激しさと繊細さが同居したクラッシュの効果にも目を奪われる。レースやバトルの場面でのスピード感に加え、3D効果を活かした「高さ」の演出もあってスリル満点。
さらに、予告編にも登場する、ジェフ・ブリッジスの若返った顔! これは俳優の表情をキャプチャーしてデジタルデータ化し、やはりCGで加工して仕上げ、別の俳優の顔面に合成している。
現時点ではいろいろと制約があって書けないこともあるのだが、VFXや3Dが好きな人なら期待は外されないはず。本編を鑑賞できたらまた詳しく報告したい。
耳寄りな情報をひとつ。今回は3D上映のみでの公開になるが、9月10日から1600円の3D鑑賞前売券が発売される。特典は「トロン:レガシー」ベアブリック・ストラップ。詳しくは作品公式サイト内のニュースのページへ。
[作品情報]
『トロン:レガシー』
12月17日(金)全世界同時公開
ディズニー公式サイト
[あらすじ]
デジタル界のカリスマであるケヴィン・フリンは、7歳の息子サムを残して姿を消した。20年後、サムは父からの謎のメッセージに導かれて、コンピューターの中の世界に入り込んでしまう。そこは、父が創造した"理想の世界"──だが、今やクルーという独裁者がすべてを支配していた。命を狙われたサムは、クオラという女性に救出される。はたして父の行方は? そして、人類の存亡を脅かすこの世界の秘密とは...?
いただきました。
[WaltDisneyStudiosSEのYouTube公式チャンネルより]
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