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高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

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『インセプション』の前日譚、電子コミックで無料ウェブ公開

2010年8月19日

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(C) 2010 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

7月に封切られ米国で3週連続1位、日本でも公開週末1位の好スタートを切り、8月に入っても好調な興行成績をあげている映画『インセプション』(クリストファー・ノーラン監督)。このたび、本編ストーリーの前日譚にあたる“エピソードゼロ”が、電子コミックの形式で無料映像配信サイトGyaO!の「インセプション」特設ページで公開された。

『コボル社の陰謀』と題された無料の電子コミックは全33ページで、Flash版とPDF版で閲覧できる。以下の写真は左がパソコンのウェブブラウザで表示したFlash版、右がiPadで表示したPDF版。

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レオナルド・ディカプリオ演じる主人公コブと、渡辺謙演じる巨大企業のトップで作品の重要な鍵を握るサイトーが出会うまでのストーリーが描かれる。「映画を観る前でも観た後でも楽しめる内容」と説明されているが、個人的には鑑賞後に読むほうをおすすめしたい。というのも、映画の序盤で仕掛けられた「あるトリック」が、このコミックを読むと予想がつきやすくなってしまうためだ。本編に埋め込まれた伏線を読み取ってトリックに気づくときの喜びが、ちょっとだけスポイルされてしまうかもしれないので、未見の方はとりあえずGyaO!の特設ページをブックマークしておいて、ぜひ映画館で本編を鑑賞してからコミックを楽しんでいただきたい。

[公開情報]
『インセプション』
丸の内ピカデリーほか全国にて大ヒット上映中
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2010 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

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プロフィール

フリーランスのライター、翻訳者としての活動を経て、2010年3月、ウェブ・メディア・地域事業を手がける(株)コメディアの代表取締役に。多摩地域情報サイト「たまプレ!」編集長。ウェブ媒体などへの寄稿も映画評を中心に継続している。

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