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高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

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『Avatar』、映画史を変えるか--24分の3D映像が初披露

2009年6月25日

アムステルダムで開催された映画業界のイベント『Cinema Expo』で6月23日(現地時間)、ジェイムズ・キャメロン監督の次回作『Avatar』の一部映像が初めて業界関係者に披露された。『RealD』方式で3D映像が24分間上映されたという。3D映画情報サイト『MarketSaw』がこの上映の模様を収めた独占画像を数点掲載しており(ここここ)、上の動画はこれらをまとめたものと思われる。

MarketSawの別の記事では、観客の反応や映像の内容をレポートしている。「歴史的な瞬間を目撃した」「畏敬の念を抱かせる映像で、見たものを言葉では表現できない」「10年以上先の技術を活用したような、エモーショナルな体験」「目を開けたまま夢を見ている感覚」「CGで生成された映像が驚くほど写実的(フォトリアリスティック)」「映像のすべてが命を持ち、息づいている」「この映画は業界を変えるだろう」などなど……。上映されたシーンの説明の部分は「ネタバレを含む」と注意書きがあるので紹介しないが、それでも構わないという方は原文にあたってみてほしい。

日本での公開時期について配給会社から正式な発表はまだないが、IMDBの情報によると米国公開の1日遅れとなる12月19日(土)が予定されているようだ。

また、仏Ubisoft社がこの映画を題材にしたゲーム『James Cameron's Avatar: The Game』を11月に発売する予定で、キャメロン監督と協力して映画と同じ3D技術で製作しているため、ゲーマーは3Dグラフィックスの没入感を楽しみながらプレイできるという。以下の動画では、映画とゲームそれぞれのコンセプトアートが集められている。

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プロフィール

フリーランスのライター、翻訳者としての活動を経て、2010年3月、ウェブ・メディア・地域事業を手がける(株)コメディアの代表取締役に。多摩地域情報サイト「たまプレ!」編集長。ウェブ媒体などへの寄稿も映画評を中心に継続している。

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