グーグルの日本サイトが4月1日、『Google 川柳 β』なるものを公開し、「Googleの検索結果に川柳が表示されるようになりました」と説明している。エイプリルフールに検索をからめた、“らしい”ネタと言えばそれまでだが、比較的無難な川柳の中にも、同社の世界観、価値観がうっすらにじみ出ているように思えるので、ひまにまかせて見つけた「作品」を列挙してみる。

各国・地域編

・コシヒカリ　日本中の　食卓に
・アメリカの　賞を受け取る　研究者
・メキシコの　海岸の沖　ハリケーン
・英国の　伝統薫る　美術館
・フランスの　片隅にある　ひとり言
・海峡を　見つめるドイツ　パイロット
・イタリアの　職人技と　出会うとき
・深海に　眠るスペイン　調査船
・オランダで　運河と町が　マッチする
・英雄の　巡る中国　三国志
・韓国の　地下鉄に見る　ユビキタス
・インド人　会議を終えて　冬の月
・タイ古式　ココロとカラダ　ヒーリング
・ベトナムも　迎春ムード　包まれる

・ハワイ島　自然の中で　深呼吸
・香港の　国慶節も　盛り上がり

・台風の　今日の東京　雨模様
・大阪の　一望できる　露天風呂
・紅葉の　季節の京都　金閣寺

主要な国で検索結果に出なかったのはロシア。ほかにエジプト、イスラエル、イラク、イランなど、中東とアフリカの主だった国もなかった。多分ないだろうと予想しつつ、やはりなかったのは北朝鮮とチベット。

ちなみに、「世界」で検索すると「フランスが　世界に誇る　クリスタル」だった。フランス、特別扱いか。

なお、日本の都市で名古屋は出なかったものの、「東山　動物園と　メイの家」(キーワード「東山」で)というのが出てきた。

エンタメ編

・ハッピーに　なれて元気が　出る映画
・霜月の　小雨が傘を　ピアノにも
・自衛隊　音楽隊が　コンサート
・団欒の　時にテレビで　ラブシーン
・小説の　人物風に　会話する
・アーケード　ゲームを家で　遊んじゃお

おや、と思ったのが、「人気」で検索して出てきた「ゲームにて　人気を誇る　シイラ釣り」。これはバーチャルな釣りのゲームじゃなくて、「ゲームフィシング」(スポーツ釣り)で人気、ということですね。ついでに、「釣り」で出てきたのは「防波堤　釣りの絶好　タイミング」。へぇ。

IT・ビジネス編

・焦点を　あてた検索　キーワード
・パソコンの　活用に依る　効率化
・エンジニア　本音を語る　座談会
・携帯の　関わり方を　考える
・ブログへの　広告主を　マッチング
・カメラ付き　画像を集め　アーティスト
・ヒアリング　重要性と　仕事力
・音読で　英語表現　モノにする

このジャンルも割と当たり障りない感じだけど、例外的におかしかったのは次の作品。

「最高の　彼女を作る　プログラム」

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