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高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

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蓄音機似のレトロなiPodアクセサリ:『iPod Gramophone』

2008年7月 3日

iPod_Gramophone.jpg
(Photo: Hammacher Schlemmer)


さすがにiPodの市場は大きいだけあって、次から次へとユニークなアクセサリが登場しますね。上の写真は、米Hammacher Schlemmer社が499.95ドルで売り出した『iPod Gramophone』。セラミック製で、完全手作りの逸品。デスクランプ程度の大きさとのこと。

レトロ感あふれるオブジェになりそうなデザインですが、蓄音機を思わせるホーン(フレンチホルンの形状を模している)は飾りではなく、実際の拡声装置として働きます。しかも、電源を使わないパッシブタイプで、イヤホンから出た音がアダプタ経由で管に伝えられ、末広がりのホーンの構造によって拡声される仕組み。

アンプで増幅するわけではないため、最大音量は55デシベルで、ノートパソコンのスピーカーと同程度とか。重低音の再生は苦手なようです。

古いモノラル録音のジャズなんかをかけると雰囲気が出そう。ただ、土台部分がなんだか風呂場のイスみたいで、この値段にしては安っぽい感じがしますが、音響的に理由があってこの形になっているのかもしれません。


[おまけ]
先月に翻訳ニュースでお伝えした、『Firefox 3』ダウンロードのギネス挑戦ですが、めでたく世界記録として公認されましたね(Mozillaのリリース)。ログを調べ、重複分や中断されたものを除いた結果、800万2530ダウンロードが初日24時間の記録として認められたそうです。

僕もしっかり参加したクチなので、単純に嬉しい。なにしろ、800万2530のうちの「1」は自分が落としたんだから。まあ、Mozillaの巧みなプロモーションにまんまとのせられているわけですが。

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プロフィール

フリーランスのライター、翻訳者としての活動を経て、2010年3月、ウェブ・メディア・地域事業を手がける(株)コメディアの代表取締役に。多摩地域情報サイト「たまプレ!」編集長。ウェブ媒体などへの寄稿も映画評を中心に継続している。

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