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白田秀彰の「現実デバッグ」

社会システムのコーディングし直しを考えてみる。

2008年4月

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今のままの無意味なクイズ教育で、若い才能や若い意欲が無為に消耗していく姿を見つづけるのは、私にとって実に実に忍びないのだ。だから、子供達を救うために、いまの学校教育制度をいったん止めるべきだとまで考えるのだ。

2008年4月30日 10:00

現在の教育制度を著しく歪めている大学入試制度について語る。私は、入試廃止論者だ。受験生のみなさん、試験問題ってくだらないでしょ? 先生たちもそう思いながら、仕方なく問題を作っているんですよ。

2008年4月23日 12:30

私が思うに、現在の高校で行われる各種教育は、日常生活には不要なほど高度で精緻である一方で、その内容の前提となるような基本部分が問われていないので、高校の教育内容は、クイズかパズルのようになってしまっている。

2008年4月16日 11:00

共和国のための徳は、共和国において必須でありながら、それらの徳を理性的に理解することに、かなりの知的蓄積を必要とする。だからこそ、初等教育では理屈抜きに子供達に「設定」していくしかない。場合によっては「方便(ウソ)」を使いながら。これは共和国のための「美しいフィクション」だ。

2008年4月 9日 12:00

国民の義務教育として、国民としての基本的な部分の教育(洗脳)が横並びで与えられる。そうしないと、共同体が維持できなくなるから。この段階では、ある意味「美しいフィクション」の教育(設定)が許される。

2008年4月 2日 12:00

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白田秀彰の「現実デバッグ」

プロフィール

1968年生まれ。法政大学社会学部准教授。専門は情報法、知的財産権法。著書にHotwired Japan連載をまとめた『インターネットの法と慣習』などがある。MIAU発起人。HPは、こちら

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