覆るWebサイト運営の常識
2008年3月19日
埋没して行く企業Webサイト
ほんどの企業がWebサイトを所有するのが当たり前になってはや数年。名刺に会社のドメイン名を記載するのは常識となり、立派な装丁の会社案内を印刷するよりもWebサイトの情報を充実させるほうがはるかに重要と考えられるようになったのはいうまでもない。
しかし実際のWebサイトの運営は、ここ何年も大きな変化が生まれていない。企業の規模を問わず、大企業から商店のサイトまで、内部で担当者が骨子を固め、草案や原稿を作ることから始まる。それが社内の承認を経て制作会社やWebデザイナーに渡り、何度かの校正を行ったのち、サーバ管理者と協調しながらスケジュールどおりにコンテンツをアップデートしていく。
Webデザイナーや技術者を社内に抱えているいないに関わらず、ほとんどの企業にとっていわば当たり前のワークフローといってもいいだろう。たった1ページの情報であっても、関与する人の数が多く、工程がかかるため、毎日多数の情報をアップデートしていくのは現実的ではない。
企業発の情報だからこそ慎重にすべきというのは、間違った見識ではない。また、運営にはさまざまなスキルを持ったリソースが必要であり、このワークフローには変えがたいものがある。しかし一方で、ブログやSNSを筆頭に、さまざまなCGMコンテンツが利用者主導で急成長を続けている。その結果大量のコンテンツが生み出され、広告モデルすら変容を余儀なくされている。こうした環境下で、古い情報を陳列し続けるだけの企業サイトの価値は・・・そう、急激に下がりつづけているのが現実だ。
注目を取り戻すために必要なこと
今こそ、Webサイトの運営形態に変容が求められているのである。何をすべきかを見極め、次の一手をどう選択するかが、Webサイト、ひいては企業活動に大きな影響を与える段階に入っている。つまりWebホスティングに、新しい要素をスピーディに取り入れられる柔軟かつ信頼性のある環境が求められるようになっているのである。求められるのは、さまざまなタイプのWebサイトを統括管理できるサーバ環境の存在だ。
そこで仮想専用サーバ「SuitePRO V2」が注目されている。数多あるホスティングサービスの中に、特筆すべき突出した特徴を持つサービスがあるとはにわかに信じがたいが、このSuitePRO V2は、月額8820円でありながら、制限無く複数ドメインを使え、専用サーバ同等のカスタマイズ性を手にすることができるという驚きの内容である。月額固定料金には、ハードディスク容量20GB分も含まれ、機能追加やデータ転送量の増加によって追加コストが発生することはない。仮に複数サイトを運営し全体のトラフィックがいくら増えても、月額の支払額は変わらない。
インターネットに関する様々なサービスを提供するNTTPCコミュニケーションズの技術を蓄積したSuitePRO V2が、これまでのホスティングサービスの常識を覆し、新しい潮流を作って行くのは間違いなさそうだ。SuitePRO V2がWebサイト運営の要となりえるかどうか、ホスティングサービス周辺の事情とサーバ導入/移行の実際について見極めつつ評価していこう。
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