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Web2.0時代の情報発信を考える

時代が要求する情報発信型Webサイト 仮想専用サーバ「SuitePRO V2」が情報発信を加速する

MTOSに触れてみよう

2008年4月25日

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機能満載のMTOSを知る

MTOSのダッシュボードには様々な管理機能が用意されている。機能を大分すると「ブログ管理」「システム管理」に分けられる。インストール直後のダッシュボードは、ブログの管理画面になっているのだが、ブログ名(ここでは「NEW!NEW!BLOG」)が書かれたタブをクリックするとメニューが現れ「システムメニュー」という項目が現れるので、それをクリックするとシステム管理メニューに遷移する。

ブログ管理メニュー

システム管理メニュー

ブログ管理メニュー

まず画面右上の「This is you」というエリアに注目しよう。ここはログインステータスを表示する場所で、誰がログインして、どんな状態にあるかが表示される。最後にブログの記事を書いてからどれくらい時間が経過したかが表示されるので、「そろそろ更新しないと」という気にさせられる。

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左側はメインのメッセージエリアでガイダンスや各種機能へのリンクが表示されている。例えば「ブログ記事を書く」を選べば、以下のように記事を書く画面が表示される。

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編集画面は、一般的なブログと変わらない。タイトルと内容を入力し、「保存」をクリックすれば完了だ。ビジュアルエディターが用意されているので、直感的に記事を作成できる。詳細の説明は分量の都合で割愛させていただくが、画像のアップロードやカテゴリーの追加や指定もすべてこのページで行うことができる。最後に、確認画面に出てくる「ブログ記事」をみれば公開先のページが開かれる。

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実に簡素だが、ブログが立ち上がった記念すべき瞬間だ。メッセージが英語になっているが、テンプレートを日本語ベースのものに変更すれば、自動ですべてのページが切り替わる。この辺が、CMSの利点である。

ブログサイトの動向は、標準で搭載されている統計機能で、概略を理解することができる。統計は、ダッシュボードのブログのページトップの最下部にあるので確認しよう。

システム管理とバーチャルホスト

次は、MTOSのシステム管理だ。ダッシュボードでユーザー名をクリックして「システムメニュー」を選択するとシステム管理メニューにくることができる。
すると、画面上部に、各種通知が表示されるのに気がつくだろう。インストール直後は少なくとも以下のディレクトリをapacheユーザーで作成するようにしよう。

/var/www/sites/www.example.com/mt-stats/uploads
/var/www/sites/www.example.com/mt-stats/dashboard

横に並んだメニューには「新規作成」「一覧」「デザイン」「設定」「ツール」と書かれている。例えば「新規作成」メニューにマウスオーバーしてみると「ブログ」「ユーザー」と、新しくブログを追加したり、更新や管理を担当するユーザを追加することができる。

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ブログを新規作成するとこのような入力画面が表示される。ここで、バーチャルホストとして指定した別のドメインに作成したWebサイトにブログをおくこともできる。
この例では「www.japanimage.net」というドメインを、バーチャルホストとして以下のディレクトリで設定してある前提で作業をしている。先ほど、ブログのパスを指定したのと同じ手順で、このドメインにMTOSでブログを設置した。

「www.japanimage.net」
  • パス /var/www/sites/www.japanimage.net/
  • ブログパス /var/www/sites/www.japanimage.net/blog

この様に、バーチャルドメインでのホスティング環境に、一つのMTOSからブログを設置・管理をすることはとても容易だ。MTOSでは、複数の管理者ユーザを登録し、どのユーザがどのブログを担当するかを細かく指定することができる。また、一人のユーザが複数のブログの権限を持つことも可能なのだ。

複数のブログを一括管理する場合、メニューから「一覧」を選べば、運営しているブログの一覧はもちろん、複数のブログにまたがって記事やコメント、タグなどさまざまな情報が一覧表示される。

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また、システムメニューではシステム向けプラグインを追加したり、複数ブログのバックアップなど、一括した管理を行うことができる。

プラグイン

システム拡張用のプラグインは、公式サイトなどからダウンロードできる。

このようにMTOSは、複数のブログを同時に、効率よく運用・管理することができる。特に1サーバー1契約で複数のドメインのホスティングが使えるSuitePRO V2との相性はとてもいいことがおわかりいただけただろう。

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増田(maskin)真樹

IT/NETリサーチャーを経て、ライターとして独立。多数の媒体で執筆活動後、米国シリコンバレーでガレージ起業に参画。帰国後、関心空間、nileport、ソニーblog、@cosmeなど多数のサービスに関与。