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木暮祐一の「ケータイ開国論II」

通信事業者のための情報サイト「WirelessWire News」から話題をピックアップし、モバイルサービス業界を展望する。

高校生の前向きなケータイ活用コンクールを開催

2010年11月29日

(これまでの 木暮祐一の「ケータイ開国論II」はこちら

 前回はケータイを通じてメディアリテラシーを向上させる取り組みについて紹介させていただいたが、今回は、同様にケータイを有効に活用している高校生を表彰しようというコンクールを紹介したい。

 総務省等、政府の研究会等で委員や座長などをお務めになられていることで著名な堀部政男・一橋大学名誉教授を実行委員長とし、安心ネットづくり促進協議会などが共催、そして内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省などが後援する形で、「第1回 全国高校生ケータイ利用コンクール ケータイ甲子園2010」というイベントが開催される。

 高校生といえば、やはりケータイを最も使いこなしている世代ともいえる。たとえばかつてのポケベルコミュニケーションのように、コミュニケーション手段が多様化していく中で大人も考えていなかったような使い方を次々と生み出し、社会現象を巻き起こしてきた、最もコミュニケーションアクティブな世代だと思う。

 こうした高校生を対象に、安全・安心、明るく前向きなケータイの活用法について実際の取り組みや、画期的なアイデアを募集している。「コミュニケーション部門」と「アート&サイエンス部門」の2部門がある。「コミュニケーション部門」は「ケータイのルール作りを学校全体で行った」、「ケータイサイトを使って文化祭をもりあげた!」など、「安心・安全」「マナー&ルール」「コミュニケーション」をキーワードに、学校の行事やグループ・クラスの活動、部活動、地域の活動などに役立つ取り組みやアイデアを集めている。「アート&サイエンス部門」は、ケータイの機能を活かした作品やアプリ、パソコンとの連携による新しい利用法など、「ビジュアル」「サウンド」「ソフトウェア」「サイエンス」をキーワードにした作品やアイデアを集めている。

 応募作品は、まずは審査委員会で書類審査が行われ、10チーム程度に絞られて本選が実施される。本選というのは、応募した活用・作品について、15分の時間でプレゼンテーションを行うというもの。本選開催は3月13日で、大分全日空ホテルで執り行われる。当然、本選に出場が決まった高校生たちおよび引率教員は、交通費・宿泊費は主催者持ちの招待という形になる。

 そして見事、グランプリを受賞すると、コミュニケーション部門は韓国訪問・交流招待旅行が、アート&サイエンス部門はiPadが授与される。ぜひとも韓国の一歩先を行ったICT事情でも見て、刺激を受けてきてほしいものだ(笑)。

 予選応募締切は12月17日なのだが、事前エントリーが必要で、エントリー受付は明日、11月30日となっている。関心をお持ちになった高校生および関係者の皆様は、まずはぜひエントリーして、応募をご検討いただけたらと思う。お早めに! こういう形で、ケータイを安全・安心に、そして有効に活用する事例が多数集まり、認知されていくことを大いに期待したいものである。

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プロフィール

1967年東京都生まれ。携帯電話研究家、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部准教授。多数の携帯電話情報メディアの立ち上げや執筆に関わってきた。ケータイコレクターとしても名高く保有台数は1000台以上。近著に『図解入門業界研究 最新携帯電話業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』(秀和システム)など。HPはこちら

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