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木暮祐一の「ケータイ開国論II」

通信事業者のための情報サイト「WirelessWire News」から話題をピックアップし、モバイルサービス業界を展望する。

医療分野、教育分野へのICT利活用に関する講演会開催

2011年5月11日

(これまでの 木暮祐一の「ケータイ開国論II」はこちら

 ニールセンの調査によれば、米国のタブレット端末市場について4月に実施した調査で、依然としてアップルの「iPad」が82%のシェアを占めているという。サムスンのGalaxy TabやモトローラのXoomなどが登場しているものの、やはり圧倒的にiPadがシェアを牛耳っているということらしい。

 寡占状態がどうかという話はあるが、しかしこうした端末をプラットフォームとして特定の産業で活用していこうとする場合は、ある程度のシェアを持って統一されたプラットフォームがあるのはありがたい。筆者の大学でも新入生全員にタブレットPCを使わせる予定だが、学生の立場からも、それを活用する教員側の立場からも、やはり使い勝手や汎用性を考えると今年度はiPadという選択になる(ところがまだ納入されてこない!)。もちろんiPad以外のタブレット端末にもぜひ頑張ってもらいたいと願っているが、わが国でも当面はiPadが市場を独占していくことだろう。

 さて、こうしたタブレット端末を含むモバイル端末の医療分野、教育分野への活用がますます期待されている。これに関連して、今週末に予定されている2つの講演会に登壇を予定している。ご関心のある方はぜひ足を運んでいただきたい。

救急医療とICT講演会inとかち

総務省SCOPE地域ICT振興型研究開発「FWAを使った十勝農村部でのモバイルテレメディシンシステム構築」実証実験の成果報告会を兼ねた、救急医療とICTに関した講演会を北海道帯広市で開催。主催は、社会医療法人北斗 北斗病院。

開催日時:2011年5月14日(土)13:20〜16:50 (受付開始13:05)
開催場所:とかちプラザ 2階 視聴覚室 北海道帯広市西4条南13丁目1番地 TEL 0155-22-7890
参 加 費:無料(どなたでも参加できます)
申し込み:不要
主  催:社会医療法人 北斗 北斗病院
詳  細:http://www.hokuto7.or.jp/pdf/about/scope20110514.pdf

プログラム

13:20〜
(講演1)
 「救急医療に欠かせなくなる、モバイルの活用最新事情」
  武蔵野学院大学准教授 木暮 祐一
14:00〜
 SCOPEとかちプロジェクト成果中間報告発表等3題
15:20〜
(講演2)
 「ドクターカーへの画像伝送装置設置の実際と大分県における実証実験の報告」
  大分大学医学部附属病院 ME機器センター 中嶋 辰徳 氏
 「大分大学医学部附属病院ドクターカーでの動画伝送運用と、救急ICTの未来構想」
  大分大学医学部附属病院 救命救急センター 臨床教授(脳神経外科 准教授) 石井 圭亮 氏
16:10〜
(特別講演)
 「東日本大震災での道東ドクターヘリと医療支援報告」
  市立釧路総合病院 救命救急センター 麻酔科 其田 一 氏

「デジタル教科書から見える教育の未来」シンポジウム

みんなのデジタル教科書教育研究会と新潟大学の上松恵理子先生がコラボレーションして企画されたシンポジウムを大阪で開催。第1部は未来の学習空間「フューチャークラスルーム」でデモンストレーションを実施。さらに「学習者用デジタル教科書があれば、これまでの教科や情報教育の実践がどう豊かになるか」という視点で4名の発表者がプレゼンテーションを行う。第2部では、メディア研究の最前線で活躍されている先生方より、最新の研究をテーマにプレゼン&パネルディスカッションを行う。

開催日時:2011年5月15日(日) 13:00〜17:30(開場12:30)
開催場所:「大阪ユビキタス協創広場 CANVAS」内田洋行大阪支店
     未来の学習空間「フューチャークラスルーム」 大阪市中央区和泉町2-2-2
参 加 費:3,000円(どなたでも参加できます)
申し込み:こちらから
主  催:みんなのデジタル教科書教育研究会
詳  細:http://musication.net/eTextBook/

プログラム

13:00〜
 開会のご挨拶
13:05〜
(第1部)「デジ教研 open meeting04 in Osaka」
 「近未来の教室へようこそ」
  関西大学初等部 田邊 則彦 氏
 「学習者用デジタル教科書導入への課題と期待 〜小学校現場からの提言〜」
  デジ教研発起人 片山 敏郎 氏
 「小学生発!Pray for Japanの取り組みをとおして」
  広島市立瀬野小学校 平本 将司 氏
 「デジタル教材から見るカリキュラムの世界」
  徳島文理大学 林 向達 氏
15:00〜
(第2部)「モバイル・メディア社会から見える教育の未来」
 「モバイル先進国ニッポンを、モバイル学習先進国へ!」
  武蔵野学院大学 木暮 祐一
 「未来のReadingにおけるATC21sの役割」
  新潟大学 上松 恵理子 氏
 「メディアを"着脱"することのリテラシー」
  福山大学 飯田 豊 氏
 「協働学習と<知のデジタル化>の意味」
  法政大学 坂本 旬 氏
 「M.I.E.(Mobile in Education)のすすめ──教育にケータイを!」
  関西大学 岡田 朋之 氏

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プロフィール

1967年東京都生まれ。携帯電話研究家、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部准教授。多数の携帯電話情報メディアの立ち上げや執筆に関わってきた。ケータイコレクターとしても名高く保有台数は1000台以上。近著に『図解入門業界研究 最新携帯電話業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』(秀和システム)など。HPはこちら

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