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合原亮一の「電脳自然生活」

環境問題から生き方まで、地球ととことん付き合う方法論を模索する。

再開宣言

2009年7月14日

偉そうに「宣言」などと言えた筋合いではないのだが、『電脳自然生活』を再開させていただきます。何と1年も中断してしまった。申し訳ありません。仕事が超多忙になってしまった上に、問題も沢山起こってしまい、今にも気を失わんばかりだった。

ブログの再開は何度も試みた。(昨)年内には。年初に心機一転。3月末までには。4月から・・・。実は書きかけの文章も何本かある。しかしあまりに忙しく、再開にはいたらなかった。実際のところ今もその状況は変わっていない。宣言でもしないとまた挫折しそうだ、というのがこの文章を書いている理由だったりする。

そうは言っても自然の中に住んでいる以上、忙しいと言ってももちろん毎日電脳自然生活を営んでいた。ただ若干「電脳」に偏っていた。その状況も今年初めから変わり始めた。この春には激変したと言ってもいいぐらいの変動があった。

激変と言っても個人的な話なので、大したことではない。この春から突然4倍の面積を耕作することになっただけ。しかも何と研修生まで迎えることになったのだ。それだけでなく来年はさらに面積倍増を目指している。

とは言っても僕自身は昨年以上に多忙を極めている。研修生にいったい誰が教えるのかとか、そんな面積を耕作できるのかとか、明らかに多数の問題があるわけだが、物事は勢いである。既に種蒔きの時間すらないとか、田んぼが危機的な状況だとか、ドタバタだらけであるが、ここは勢いで乗り切るのだ。

というわけで、ブログを再開した理由の半分は、自分が後退できないようにするためである。でもそれだけではない。幸い最近農業を巡る議論が少し活発になっている。及ばずながら花を添えたい。そしてもう一つは極めて実際的な理由である。

春から少し真面目に農業に取り組もうと思って、ネットで調べていても、あまり参考になるものがない。色々な実践をやっている人たちがいるのだが、ネット上の情報は定性的なものが多く、定量的な記述が少ないのだ。有機農業はまだメジャーではないので、情報が少ない。自分の記録にもなるし、発信して少しでも参考になるものができればと思っている。

1年前に尻切れとんぼで終わっているテーマなども、遅ればせながらフォローしたいと思っている。農繁期にはまた一時的に行方不明になることもあるかもしれないが、あきれずにお付き合いいただければ幸いである。

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プロフィール

川崎重工業人事部・川重米国本社CFOを経てガリレオに参加。ガリレオの業務の傍ら、環境問題、食糧問題に関心を持ち、「電脳自然生活」を目指して有機農業で米、野菜を作る。

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