"jpg" は言わずと知れた画像ファイルの拡張子ですね。この拡張子をサイトのタイトルにすえ、日々作品を公開しているサイトがあります。"jpg a day" です。

2008-10-16 / design: ryoji tanaka / program: yusuke shibata

サイトを訪れると、潔いほどに説明はなく、日々着実に増え続ける作品の質の高さ、複数のメンバーが生む作品の幅の広さに気がつきます。現在、公開されてから2ヶ月半が経過していますが、なお現在進行形でプロジェクトは進んでいます。
今回はプロジェクトの中心である大輪さんにメールインタビューをさせていただきました。

yah-man: 大輪さん、こんにちは。まず、まだ知らない人のために簡単な "jpg a day" の紹介と、このプロジェクトがはじまるきっかけや背景を教えてもらえますか？

owa: "jpg a day" は、サンフランシスコ（以下SF）と東京で活動している７人のデザイナーが各曜日を担当し、順番に "jpg" をネット上に公開していくプロジェクトです。

複数のメンバーで日々淡々と更新されていくサイトを作りたかった、というのがプロジェクトを始めたきっかけですが、各デザイナーのスクラップブック、又はクリエーター同士（写真家、イラストレーター、コピーライター等）のコラボレーションの場として機能してくれればいいかなと思ってます。

参加メンバーは、最終的には東京のデザイナーは僕が、SFのデザイナーは友人のパトリック（シカゴ時代からの友達）がリクルートした形になりました。

yah-man: はじめるにあたって、気をつけたことはありますか？

owa: 多忙を極める人たちに参加してもらうので「何人で進めるのが合理的か？」ということをまず考えました。で、各メンバーに曜日をアサインするのが一番 "分かりやすく忘れにくい" かなと思い、デザイナー７人で始めることにしました。この手のプロジェクトは継続できてなんぼなので。

yah-man: "jpg a day" の作品の制作に、影響を与えるものを教えてください。

owa: 何なんでしょうね？人それぞれだと思いますが、僕の場合は……いま住んでる街（SF）や東京だったりニューヨークだったり……まぁぶっちゃけあまり考えてデザインしていないし、何に影響されてるのかもよく分かりません（仕事上、日々沢山のデザインを見てますが……）。こう言うと語弊があるかもしれないけど、本業の息抜き程度に考えてます。

yah-man: 作品以外にメンバー間でのコミュニケーションはありますか？

owa: 基本ないです（笑）。パトリックとたまに酒飲みに行くぐらいです。東京に戻った時は阿部ちゃんと飲んだりします。

yah-man: はじまってからおよそ二ヶ月がたちました。作品を制作するに当たって、当初と変わったことはありますか？

owa: ほとんどないですね。ちなみにプロジェクトの目標は "画像１０００枚" なので根気よく続けたいです。無事達成できたら東京とＳＦのギャラリーで作品展を開きたいですね。その時はメンバー全員で集まれたらいいなと思います。

yah-man: ありがとうございました。最後に今まで作品の中でお気に入りのものをいくつかあげていただけますか？

2008-09-29 / Design: Patrick Corrigan

2008-09-10 / Design: Stan Zienka

2008-08-09 / Design: Yosuke Abe

2008-08-12 / Design: Masanori Sakamoto

2008-09-14 / Design: Hideki Owa / Text(ure): Kevin Ripp

■ jpg a day

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