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高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」

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iPhoneのスピーカー音、電気を使わず拡声:アクセサリ『SoundClip』

2009年1月22日

soundclip.jpg

米Ten One Design社が発売した『SoundClip』は、『iPhone』のスピーカー部に取り付けて、音楽やゲームの音を大きくするというアクセサリ。お値段は7.95ドル。

電気的な増幅ではなく、スピーカーから出る音波の方向を変え、ユーザー側に直接向かうようにすることで聞き取りやすくする。また、円錐状の内部の管がホーンの役割を果たし、6~20kHzの周波数域を10デシベル拡大する(サイトのTechnical Dataのページにあるグラフを見ると、中高域で増幅効果が大きいようだ)。

YouTubeに今月のCESに出展されたSoundClipの動画がアップされていたが、音がどの程度大きくなるのか、残念ながらよく分からない。ただ、簡単に取り付けられる様子や、外した時の形状は確認できる。

動画から推測しても、劇的なボリュームアップは望めないだろうが、余計な電気を消費しないというのは利点だ。iPhoneで音楽や動画、ゲームの音をよくスピーカーで鳴らすというユーザーなら、バッテリーを節約する目的でSoundClipを利用するのもありだろう。SoundClip付きで以前と同じ程度の音量にするなら、本体のボリュームを少し下げることができ、その分少しだけ消費電力を抑えられる。

Ten One Design社のサイトには日本の販売会社(ポケットシステムズ)へのリンクもあるが、現時点ではまだSoundClipを扱っていないようだ。

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プロフィール

フリーランスのライター、翻訳者としての活動を経て、2010年3月、ウェブ・メディア・地域事業を手がける(株)コメディアの代表取締役に。多摩地域情報サイト「たまプレ!」編集長。ウェブ媒体などへの寄稿も映画評を中心に継続している。

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