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小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」

数学エッセイストでもある経済学者が、経済学の視点から、環境問題、そして人の幸福 について考える。

2008年1月

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社会的共通資本を制御する装置としての「都市」をどう設計するのがいいか、そのような問題が未解決なのは、経済学がいまだに成熟の途にあることの証拠であり、身内のひいき目でいえば、経済学の新しい可能性のありかを示しているのである。

2008年1月24日 01:00

宇沢弘文は「社会的共通資本の適切な供給と配分によって、自由競争市場社会よりもより人間的でより快適な社会を作ることができる」、と主張する。これは、環境についての、全く新しいポジティブな捉え方なのだ。

2008年1月17日 01:00

新年の日経新聞 論説の最後に決まって論じられたのが、宇沢弘文先生の主張する「社会的共通資本の理論」であった。今回から何回か、この理論について解説したいと思う。なぜなら、それがきっかけで経済学の道を志すことになった、それこそぼくの初心であり、いわば「縁起もの」だからだ。

2008年1月 9日 17:00

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小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」

プロフィール

1958年生まれ。帝京大学経済学部経営学科准教授。数学エッセイスト。著書に『サイバー経済学』『確率的発想法』『文系のための数学教室』『エコロジストのための経済学』などがある。

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