歩行リズムと健康(1) f分の1ゆらぎ
2007年9月 7日
10年くらい前ですけれども、どうも私たちの生体リズムには健康的なものとそうでないものがあるということがわかってきました。
心拍や脳波のような健康情報のデータを時間軸において眺めてみます。
すると、健康なリズムは適度にゆらいでいます。ゆらぎがないのは不自然で不健康です。
これをDFAという特殊なゆらぎ解析の手法を使って解析してやる。
すると斜めに傾いた直線が書けるんですが、健康なものは傾きが1を示し、健康を損なうと傾きが小さくなってくることがわかりました。
健康なほうの傾き値が、ちまたで言われる「f分の1ゆらぎ」というものです。
これが人のリズムの世界でもどうやらあるらしいということですね。
米山 満 (三菱化学科学技術研究センター) 1959年神奈川生まれ。1985年東京大学理学系修士課程(物理学専攻)修了 同年三菱化成株式会社入社。 現在、株式会社三菱化学科学技術研究センター基盤技術研究所にて、生体リズムの非線形解析に従事。 |
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