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西堀弥恵の「テクノロジーがもたらす快適な暮らし」

海外から発信される日常に応用可能なテクノロジーの話題を紹介。暮らしをより快適にするヒントに。

留守番中のペットが気になるあなたへ、愛犬と飼い主を繋ぐ『SNIF Tag』(1)

2009年3月26日

sniftag.jpg

2005年4月、Wired Visionで掲載された「 実現間近? 犬のソーシャルネットワークサービス」という記事を覚えていますか?

米国のボストンを拠点とするSNIF (Social Networking in Fur) Labsが行なっていた、ペットのソーシャルネットワーキングを通して飼い主同士がネットワークを形成する、という画期的な試みについての紹介です。

愛犬がキューピットとなって最近入籍された、タレントのいとうまい子さんのような「運命の出会い」を誘発するテクノロジーとでも言いましょうか。

大胆、かつ独創的な発想だけに突っ込みどころ満載で、その後の動きに注目していたのですが、どうやら大幅な変更があった後、去年の11月に米国国内限定のサービスを開始したようです。

早速問い合わせたところ、首輪につけるSNIF対応の機器『SNIF Tag』は現在、国外(米国以外の北米、欧州、アフリカ、アジア)への輸出許可を申請中で、輸出可能になればSNIF Lab公式サイト内の「News & Events」で発表するとのこと。

突っ込みどころ満載というのも、たとえば、当初の構想では

■ 犬を散歩に連れて行き、同様にSNIFの機能が付いた首輪とリードを着けた犬に出会うと、その場で自分の犬の反応を「マイナス(相性が悪い)」、「プラス(相性が良い)」ボタンで記録する。
■ 自分の犬が気に入っている犬、及びその飼い主などの情報をウェブで閲覧できる。
■ 自分の犬と相性が合わないと記録した特定の犬を避けることができる。
■ 気に入った犬が散歩に出ていることを感知できる。

などが可能であると考えられました。

ふむふむ「なるほど便利だな」では済まされないですね。こんなことを知られたら、まるで「ちょうど今、留守にしていて番犬も居ません。窃盗に入るなら今しかないです」と公言しているようなもの。

また、いつ何時散歩へ出ても犬友達に遭遇できない、あるいはそれとは逆に、決して親しいとは言えない特定の女性、または男性が100パーセントの確率で待ち受けていたらどうしますか。

ましてや犬の反応の記録は

相手は「プラス」であなたは「マイナス」!

キャーーーーー!


・・・スイッチを切っておいたら良いのでしょうけどね。

(2)へ続く

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プロフィール

NTTグループ会社の社長秘書を務めた後、ガリレオの日英翻訳に参加。子供の頃の趣味はオルゴールを分解しては組み立て直すこと。仕事で携わっている京都新聞の記事翻訳がきっかけで日本の伝統文化に興味を抱き、自らも「座禅」や「書」に傾倒する。一方、溝口恵美子氏に師事し、ニューヨークのハーレムでセッションに加わるなど、ジャズシンガーとしても勉強中。